12月2日、学友会と総務委員会が主に企画・運営する学友会主催講演会が開催されました。今年度は、インドネシアの元大統領夫人で、現在は「デヴィ夫人」の愛称で知られるデヴィ・スカルノ氏を講師に迎えてご講演いただきました。学生・教職員約４６０人が聴講し、会場の４２１教室は満席状態となりました。

講演会では、最初にデヴィ氏の生い立ちから半生をまとめた動画を視聴しました。その後ご登壇いただき、人生のモチベーション（目標）を持つこと、ご自身が生まれてから人生の転換期で感じたことや考えたこと、ご自身の家庭環境やスカルノ元大統領との出会いなど、様々な経験を中心にお話しいただきました。質疑応答にも丁寧にお答えいただき、スカルノ元大統領が西郷隆盛を尊敬していたことやご自身がこれまでにされてきた慈善活動や現在取り組まれている慈善事業についてもご説明いただきました。質疑応答の中で、イギリス元首相のサッチャー氏が好きだと話されていました。

聴講者アンケートでは、「様々な経験をされているデヴィ夫人だからこそ話に重みがあった」「小さなことでも目標をもって過ごしていきたい」などといった感想が多く寄せられ、充実した講演会となりました。

第24代学友会会長の德田太輝さんは「人生の中で小さなことでも目標を持つこと、好きなことが後々自分の役に立っていくこと、不屈の精神を感じることができた講演会になったと思います。聴講された皆さんのこれからの価値観や考え方に大きな影響を与えてくださる素敵な講演内容だったと思います。講師のデヴィ・スカルノ氏、ご来学いただき本当にありがとうございました」と代表してお礼を述べました。