経営学科

経営学科で学ぶこと

ビジネス社会や地域社会で活躍できる人材を育成します。本学科の専門科目は、経営学をはじめ、商学・会計学・社会学・情報学・法学など多岐にわたります。企業経営だけでなく、観光産業や「まちづくり」等の地域活性化に必要な知識・技能・意思決定力を身につけ、企業の成長や地域の発展に寄与します。

学びのポイント

各業界の第一線で活躍する講師から生きた知識を得ることができる本学科独自のカリキュラム「地域創生」の他、「外へ出て地域を知ろう」をモットーに、地元産業の実態に触れる機会が用意されるなど、さまざまなアプローチで実社会を体験。各企業が取る経営戦略の健全性や今後伸びるマーケットなどを自身で考察できることを目指し、経営学を学ぶと共に、職業的スキルを身につけることができます。

卒業生メッセージ

永山 陽翔 さん

経営学科 2023年3月卒業(川辺高等学校出身)

勤務先:鹿児島県市町村職員共済組合

経営学科はマネジメントや会計の授業に加え、地元のことを取り上げた授業が多く地域と 関わるフィールドワークを実施する先生方が多く在籍している事が魅力です。産学官民連 携型の商店街活性化や地域活性化を目的としたゼミ等に注力した4年間は学生時代の財産 であり、固定概念に捉われず視野を広く柔軟に物事を考えることの大切さを学びました。 今後も業務を通じて学び、視野を広く持ち、柔軟に考える事を大切にしていきたいです。

めざせる免許・資格
● 中学校教諭一種免許状(社会) ● 高等学校教諭一種免許状(地理歴史)
● 高等学校教諭一種免許状(公民) ● 高等学校教諭一種免許状(商業)
● 高等学校教諭一種免許状(情報)

● 司書

● 司書教諭  
就職先一覧 (2024年3月卒業生)

いわさきグループ/南国殖産㈱/㈱Misumi/㈱西原商会/イオン九州㈱/JA鹿児島県連/富士フイル ムビジネスイノベーションジャパン㈱/三菱電機住環境システムズ㈱/㈱マルカワ建設/㈱鹿児島銀行/ ㈱南日本銀行/鹿児島相互信用金庫/㈱南日本情報処理センター/日本ガス㈱/㈱コーアガス日本/鹿児 島県警察/鹿児島市役所/指宿市役所/知名町役場/県内私立高校教員(商業)/大阪大学大学院進学 他

経験と成長に、熱を。

学生視点で繁盛店づくりを提案

鹿児島市との連携事業「 大学連携による繁盛店づくりコンサルティング事 業 」の一環で、学生は現地視察やヒアリング、各店舗の強み・弱みを分析し た上で、マーケティングの視点を取り入れて考察した成果を披露しました。

クローズアップ授業

国際経営論

国際的視野で物事を論理的に考え、地域 貢献する力を養うため、企業 HP や動画、 DVDを活用して国際経営の基礎理論と 事例を関連付けて学びます。

中小企業論

中小企業の知識を身に付ける講義と県 内中小企業の経営者の講演を通して、卒 業後の就職先としての中小企業に対す る関心を育みます。

鹿児島論

自らの「 鹿児島論 」を語れるようになる ことを目的に、講義で基本的な理解を深 め、フィールド調査と成果発表を通して 「 地元学 」を学びます。

ゼミ紹介

会計数値を読む力を問題解決力へ

稲村由美 経済学部 経営学科

私のゼミでは、財務会計について学びます。企業は経営活動の結果を「決算書」(会計学の用語では「財務諸表」と呼びます)にまとめて公表していますが、この財務諸表を作る過程や、会計情報が社会に与える影響などを学ぶ学問分野が「財務会計(論)」です。

2年次になった皆さんが最初に履修する私のゼミが「基礎演習Ⅰ」です。この授業では特に「ビジネス会計検定試験」で取り扱われる財務会計の内容を題材に、2~3人のグループ毎に「学習→報告資料の作成→報告」活動を行い、知識の深化とプレゼンテーション技術の習得を目指しています。

ゼミの学びを通じて「企業の決算書を読む力」「会計情報が実社会に与える影響を理解する力」、そして何より大切な「思考力」を身につけた学生は、将来どのような職種の企業でも重宝されます。さらには、銀行業やコンサルティング業といった専門性の高い業種への就職も可能です。

また、それらの力は、複雑に絡み合った企業や経済社会の問題を細かく分けて理解し、私たちが解決できる小さな問題の束として認識できる基礎になります。大きな社会問題はすぐに解決できなくても、少しずつ目の前の問題を解決していくことなら、私たちにもできます。そして、目の前の小さな問題を少しずつ解決していくことが、より良い社会の形成につながるはずです。学生の皆さんには、そのような力を身につけてほしいと思っています。

プログラミングは面白い

奥平敦也 経済学部 経営学科

2年次の基礎演習では、ゼミのテーマに沿ってプログラミングを中心にコンピューター関係の話について学びます。3年次にはプログラミングを進めながら、自分のテーマを意識して既存研究を調査します。4年次になると、自分のテーマを決めて研究し卒論を書きます。卒論の構成は、問題提起・調査・議論・結論ですが、研究なので一筋縄ではいきません。そこが面白いのです。

卒論で最も重視しているのは新規性です。何でもいいので自分の考えたテーマで、少しでも新規性のあることに取り組むことが目標です。私が口を出しすぎず、自主性を尊重するように意識しています。学生は卒業後、ITや銀行などさまざまな進路を選択しています。

大学では日常生活の役に立つことを学ぶのではなく、将来の仕事で役に立つことを学びます。ただし、すぐに役に立つことを期待せず、長い目で考えてほしいものです。すぐに役に立つことはすぐに役に立たなくなります。「役に立つ」という発想はしばしば危険です。むしろ、「面白い」という発想をすることをおすすめします。自分の憧れや思い込みを離れて、真に興味が湧く面白いものを見つけましょう。

「他では経験できない」経験を

中西孝平 経済学部 経営学科

私のゼミでは「高校生との食品開発」や「視覚障害者とのさまざまな遊び」「桜島の小学生との交流」「障害者サッカー」「経営者と語る会」など、遊び心のあるイベントを通して、グループワーク、コミュニケーション、文書作成、プレゼンテーション、スケジュール管理といった働く上で必要なスキルを身につけます。

私自身がオリジナリティあふれるイベントの企画・立案のノウハウや経験を豊富に持っていることが、私のゼミの特徴です。重視しているのは「遊び心」です。学生には自分の思っていることをうまく伝え、共有し、協力して取り組めるように指導しています。

ゼミで学べるのは、どんな仕事であっても必要な力であり、社会に出てそのまま役に立つ知識やスキルです。楽しみながら、他にはない特別な経験をしましょう。卒業した学生は、民間企業や公務員、教職など、あらゆる職業についています。鹿児島県内はもちろん、首都圏や関西圏、福岡県など県外で活躍する人もいます。


2024年度ゼミ紹介(2年次基礎演習Ⅰ)

■ 青木 康一 教授

「 会計 」って難しそうだけど、その歴史ならなんとかなるかも‥‥
■ 稲村 由美 教授 財務諸表を見る目を養う~ビジネス会計検定試験の内容を題材に
■ 奧平 敦也 准教授 ネットワークと集団のダイナミックス
■ 表 正幸 教授 観光韓国語
■ キム リーナ 講師 国際経営の知識・知見を習得し、国際的視点を養う
■ 武田 篤志 准教授

ホスピタリティと資本経済の原理について学ぶ

■ 中西 孝平 准教授

学生アイディアでかごしま発のヒット商品を創ろう!

~かごしまの豊かな地域資源を活かした逸品づくり~

■ 西 宏樹 教授

「 マーケティング 」の基礎を学ぶ

■樋口 晃太 講師

社会問題を解決するビジネスについて学び、考え、実践する