STUDENT'S VOICE
4 年 吉田 心夏さん( 松陽高等学校出身)
将来は鹿児島に残りたいという思いから、地元企業や産業の取り組みを知ることができる本学科へ入学を決めました。鹿児島県内各地でのフィールドワーク活動や海外でのインターンシップを経験したことで、物事をさまざまな角度から捉える力や行動力・積極性が身についたと感じています。
経営学科で学ぶこと
経営学とは「すべてのビジネス・プロフェッショナルが修めておくべき学問」です。ヒト・モノ・カネ・情報がどのように流れているのか。また、それらの資源をどのように活用すれば組織に関わる人と社会が幸せになるのか。企業はもちろん、行政機関や教育・医療機関、NPO、地域団体など、あらゆる組織の管理・運営を学びます。さらに「地域ビジネス」の実践的な学習にも力を入れ、地方創生を担えるスキルも磨いていきます。
学びのポイント
基本科目
商学や経営学の基礎を学び、簿記を通じて企業の財務状況を理解できます。経営学の土台を築き、専門領域へ繋がる教育を学びます。
組織マネジメント領域
企業経営の戦略や組織運営の理論などを学び、マーケティングの視点から経営課題の解決方法を探究します。国際経営やリスクマネジメントも視野に入れ、実践的な経営スキルを学びます。
会計領域
財務会計・管理会計・税務会計などを学び、企業の財務分析や経営判断に役立つ知識を習得します。簿記や会計監査を通じて、企業の経営状況を数値で把握する力を学びます。
地域ビジネス領域
地域経済や観光、まちづくりを学び、地域活性化や地場産業の発展に貢献できる力を養成します。インターンシップやフィールドワーク活動を通じて、実践的なビジネススキルを学びます。
情報領域
プログラミングやデータサイエンス、AIなど最新の情報技術を学ぶことができ、経営分析やビジネス戦略に応用できる力を養成します。ITスキルやデータ管理の知識も習得し、デジタル社会での活躍を目指します。
めざせる免許・資格
● 中学校教諭一種免許状(社会) | ● 高等学校教諭一種免許状(地理歴史) |
● 高等学校教諭一種免許状(公民) | ● 高等学校教諭一種免許状(商業) |
● 高等学校教諭一種免許状(情報) |
● 司書 |
● 司書教諭 |
経営学科で身につく力
1 . 経営戦略・組織運営力
組織体制や経営戦略を学び、企業の運営や成長を効果的に進める力がつきます。
2 . 会計・財務分析力
簿記や会計、財務管理を学び、企業の経営状況を数値的に把握し、意思決定に活かす力がつきます。
3 . マーケティング・市場分析力
消費者行動や市場の動向を分析し、効果的なマーケティング戦略を立案する力がつきます。
4 . 地域・グローバルビジネス対応力
地域経済や国際経営を学び、地域創生からグローバルビジネスまで多様な環境で活躍する力を育みます。
5 . 情報技術・データ活用力
データサイエンスや情報システムを活用し、経営課題を解決するためのデジタルスキルを習得できます。
6 . リーダーシップ・協働力
組織運営や人的資源管理を学び、チームをまとめ、円滑なコミュニケーションを行う力がつきます。
7 . 問題発見・解決力
経営課題を発見し、論理的に分析しながら、具体的な解決策を立案・実行する力がつきます。
8 . 実践的なビジネススキル
インターンシップやフィールドワーク活動を通じ、現場で即戦力となる実践的なスキルを培います。
フィールドワーク活動
大学連携による繁盛店づくりコンサルティング事業
マーケティングの視点から魅力的な個店づくりを行う、鹿児島市との連携事業「大学連携による繁盛店づくりコンサルティング事業」を実施しました。事業者・学生間によるディスカッション後、現地視察を行いました。学生らは、店舗見学やヒアリング等で、現場の現状や課題を直接確認しました。学内でのグループワークを経て、成果報告会にて、個店の魅力向上につながる提案を示し、好評をいただきました。
クローズアップ授業
マーケティング論
企業は自社の商品を売るために様々な活動を行っています。そのような活動の裏にある基本的な仕組みを製品・価格・流通経路・販売促進の視点から、具体例を用いながら学び、マーケティングに関わる課題について考えます。
鹿児島論
自分の身近な場所に関心を持ち、学生が自らの「鹿児島論」を語れるようになることを目的に、講義で「地元学」の基本的な考え方・方法を学び、グループワークでのフィールド調査と成果発表を通して理解を深めます。
■ Q&A
Q.「経済学」「経営学」の違いは何ですか?
A.「経済学」では、国や国際的な視点から、社会の動き・仕組みなどについて考えていきます。一方、「経営学」では、より具体的な視点から、社会の中の組織( 会社・学校・病院・役所など)の動き・仕組みなどについて考えていきます。組織だけにとどまらず、個人や地域の発展に向けても活かされている身近でとても役立つ学問です。
Q.「経営者が語る会」があると聞きましたがどのようなイベントですか?
A.鹿児島県内企業の現状や課題などを学ぶことを目的として、県内で活躍する経営者を講師としてお招きし、講演をしていただくという経営学科独自の歴史と伝統のあるイベントです。在学期間中に経営者との交流もあるという点は、経営学科の大きな魅力の一つです。特に、県内就職を考えている方におすすめです。
ゼミ紹介
ローカルからグローバルへ-国際経営を実践的に学ぼう-【 キムゼミ】
経済学部 経営学科
まずは鹿児島の産業やビジネスを熟知し世界へ視野を広げる
鹿児島という地域の強みや課題を理解し、ローカルな視点から世界とつながる学びを実践します。2年生の前期では地域産業やビジネスを分析し、政策を立案するコンテストに参加、後期の「ふるさと水土里の探検隊事業」では喜入町中名地区の課題を調査し、解決策を提案しました。3年生以降はいよいよ研究対象を世界へ広げ、国際経営を学びます。海外でのフィールドワーク活動に取り組み、より広い視野で学びを深めます。
STUDENTʼS VOICE
フィールドワーク活動が主体のゼミで、学生自らが動きます。地域に足を運び、たくさんの方々に話を聞き、課題を知ることから始まります。解決策を考えることはもとより、礼儀作法や積極性、行動力も養うことができました。
3 年 福島 美羽 さん (鹿児島育英館高等学校出身)
地域と社会のマネジメント【 樋口ゼミ】
経済学部 経営学科
地域の今の課題を探求し経営学で解決を試みる実践的なゼミ
経営学の考え方を地域の課題解決に応用することで、企業と社会のより良い関係を探求するゼミです。県内の企業への取材や、農村地域へのフィールドワーク活動などを通して、まずは現場の従業員や顧客、地域住民が抱える課題を特定します。活動は少人数のグループワークで、自分たちで目標設定し、計画を立てるなど能動的に学びます。最後に成果を現場でプレゼンテーションし、優れた解決策はフィードバックをもらいつつ実行します。
STUDENTʼS VOICE
地域や社会に貢献したい学生が集まっています。例えば、スポーツを通した地域活性化といった課題に、経営学の手法で解決のアイデアを考える実践的なゼミです。経験を元に将来は地元に貢献するビジネスを立ち上げたいです。
3 年 蔵満 気翔 さん (錦江湾高等学校出身)
■ 青木 康一 教授 | 「会計」って難しそうだけど、その歴史ならなんとかなるかも… |
■ 稲村 由美 教授 | 財務諸表を見る目を養う~ビジネス会計検定 試験の内容を題材に |
■ 大野 直也 准教授 | 税法とはどのような法律でどのように解釈するのかを基礎から学ぶ |
■ 奥平 敦也 准教授 | ネットワークと集団のダイナミックス |
■ 表 正幸 教授 | 観光韓国語 |
■ キム リーナ 講師 | 国際経営の知識・知見を習得し、国際的視点を養う |
■ 武田 篤志 准教授 | ホスピタリティと資本経済の原理について学ぶ |
■ 中西 孝平 教授 | 学生アイディアでかごしま発のヒット商品を創ろう!~かごしまの豊かな地域資源を活かした逸品づくり~ |
■ 成宮 広理 講師 | 税金の基礎を学ぶ |
■ 西 宏樹 教授 | 「マーケティング」の基礎を学ぶ |
■ 根本 萌希 講師 | マネジメント( 組織や人など)の基礎となる管理会計理論を学習する |
■ 樋口 晃太 講師 | 企業の経営課題を特定し、その解決策を立案する |