経済学科

経済学科で学ぶこと

経済学の理論・歴史・政策を学び、日本経済・国際経済・金融の知識を修得します。一般教養科目と語学も学び、日本はもちろん海外でも活躍できる人材になることを目指します。国内外での調査実習を通じて、本学での学びと実社会の課題をつなげて考えられるようになります。また、インターンシップ実習に参加することで得られる経験は就職活動に大いに活かされます。

学びのポイント

経済のメカニズムを理解した上で、それらの知識を実践に応用することがより深い学びにつながります。学内の講義では「日本経済」「金融・国際経済」に観点を絞って現代社会の情勢を学びながら、学外の学びの場として地域活性化に取り組むプログラムも用意。地域の人々と関わり合いながらさまざまな知見・経験を積み重ねた後は、集大成として卒業論文にチャレンジします。

卒業生メッセージ

今園 修平さん
経済学科 2022年3月卒業(伊集院高等学校出身)

勤務先:MBC開発株式会社

鹿児島国際大学に入学を決めた理由は、地元の大学で学び、鹿児島に残って働きたいと 考えていたからです。ゼミ活動では、作成した資料をもとに自分の考えを発表する機会 が多くありました。そして今、お客様に提案業務をする際にどのように話せば伝わるか、 どのような資料を作成すれば分かりやすく見ていただけるかという目線で仕事をしてい ます。学生時代の経験が活かされていると感じる瞬間です。

めざせる免許・資格
● 中学校教諭一種免許状(社会) ● 高等学校教諭一種免許状(商業)
● 高等学校教諭一種免許状(地理歴史) ● 司書
● 高等学校教諭一種免許状(公民) ● 司書教諭
就職先一覧 (2024年3月卒業生)

鹿児島トヨタ自動車㈱/㈱スズキ自販鹿児島/コカ・コーラボトラーズジャパンベンディング㈱/城山観光㈱ /JA鹿児島県連/㈱鹿児島銀行/鹿児島相互信用金庫/鹿児島信用金庫/㈱現場サポート/(独)高齢・障害・ 求職者雇用支援機構/鹿児島県職員/鹿児島県警察/鹿児島市役所/姶良市役所/薩摩川内市役所/鹿屋市 役所/曽於市役所/日置市役所/鹿児島県教員(中学校社会)/県内私立高校教員(地理歴史) 他

経験と成長に、熱を。

【焼酎の製造過程および現状について学ぶ】

濵田酒造の伝兵衛蔵を訪問し焼酎の製造過程および焼酎を取り巻く現状に ついて学びました。フィールドワークで得た経験を踏まえて、海外市場も意 識しながら自分たちの研究を進めていきます。

クローズアップ授業

国際金融論Ⅰ

経済理論に基づく国際金融の考え方を 身に付けるため、マクロ経済学の簡単な モデルを用いて、経済政策の効果やその 現れ方について学びます。

中国経済論

「 アジアを見る眼 」「 地球人 」の思考力養 成を目的に、アジア経済の基礎理論をそ の社会の実態と関連して学びます。

マクロ経済学入門

財政・金融政策の目的と手段を理解する ため、中央銀行の役割や経済全体を分析 するのに欠かせない指標とその計算方 法を学びます。

ゼミ紹介

金融リテラシーを身につける

磯山啓明 経済学部 経済学科

ファイナンス論の入門から応用までを取り扱っています。リスク資産の評価、最適な資源配分という視点から、金融市場の存在意義について理解を深めることを目的としています。投資家の選好や最適ポートフォリオの選択、市場の均衡価格理論を取り扱うとともに、それらの理論をデータを用いて検証します。

4年次になると自分で社会に対する問題意識を持ち、テーマを設定して、それを掘り下げることで卒業論文を書きます。知識を身につけるとともに、広い視野を持って社会を捉え、疑問や問題意識を持つことの重要性を伝えたいと考えています。

ゼミでは、実践的な金融リテラシーを身につけることができます。金融に関する知識を最も生かせるのは、銀行や証券会社、保険会社などの金融業です。しかし、社会の仕組みや構造、メカニズムについても広い視野を持つことができるため、他の業界に就職しても身につけた知識を活用することができます。

金融市場に関する知識は、社会に出てからも必要不可欠です。少子高齢化など、将来の先行きに不安を覚える人が多いと思いますが、私のゼミではこの先の社会のリスクに対して、どのように考え、向き合ったらいいのかを学ぶことができます。  

アイデア創出者と有言実行者を目指す

康上賢淑 経済学部 経済学科

このゼミでは、2年次にグループで自分たちの好きなブランドを選択して調べ、その内容を発表します。3年次には、ブランドやブランディングの本などについての発表を通じて学び合います。3~4年次には2分間のスピーチを通じて、1週間で読んだ本の内容をゼミ生と共有します。毎回のゼミでの発表や討論を通じて、観察力や発見力、分析力、解決力を鍛えることができます。学生の指導にあたっては、知識の共有はもちろん、チームの協力や助け合う心を育むように意識しています。

ゼミのゴールとして設定しているのは、「アリの目、鷹の目」を持ち、好奇心の強い人間になることです。ゼミで磨かれた知識や能力は、社会に出てもさまざまな分野で生かされて、苦労にも耐えられ、リーダーシップを発揮できると考えています。

これまでの卒業生は、公務員や社長、教師、IT、デザイン関係、企画関係、流通企業など、幅広い分野で活躍しています。人に嫌われることを過度に恐れず、世の中に役立つ人間になりましょう。

「食」「農」の現状について学ぶ、持続可能な開発(SDGs)について考える!

渡辺克司 経済学部 経済学科

「食」「農」についての関心を切り口に、一人ひとりテーマを持ってゼミに臨んでもらいます。最終的には解決策などを卒論にまとめてもらいます。オーソドックスですが入門書を読み解きながら現場に足を運び、フィールドワーク,ヒアリング調査などを通じ「食」「農」の実態をリアルに把握する。次に析出された問題や課題に対してみんなで議論をしながら解決策等を出してもらいまとめ、報告する。持続可能な開発(SDGs)についても考えていきます。


2024年度ゼミ紹介(2年次基礎演習)
■ 池田 亮一 准教授 体験する地方財政
■ 磯山 啓明 准教授 現代ファイナンス論の基礎を学ぶ
■ 今村 隼人 准教授 応用数学の基礎
■ 小川 英司 教授 社会科学の基礎的諸概念を理解する
■ 加藤 一弘 特任教授 近代社会の歴史
■ 康上 賢淑 教授 ファッションブランド
■日野 一成 特任教授 学生生活におけるリスクとその対処方法を学ぶ
■ 平出 宜勝 講師 経済学で考える地域経済
■ 槇 満信 教授 経済学の古典に学ぶ
■ 松本 俊哉 准教授 地域経済を知る・見る・調べる・考える
■ 渡辺 克司 教授 食料・農業・農村問題と協同組合、NPO の役割