STUDENT'S VOICE
4 年 宇田 駿大さん( 松陽高等学校出身)
高校時代に英語で人と交流する楽しさを知り、もっと英語を使ったコミュニケーション能力を高めたいと思い国際文化学科を選びました。授業は少人数で行われ、留学生と互いに言語や文化を教え合える環境があるため、さまざまな言語でコミュニケーションを図る能力が上がったと感じます。
国際文化学科で学ぶこと
鹿児島で活躍し、この地から世界へ活躍の場を広げるために、国際文化学科では鹿児島、日本、そして世界について学びます。地域と世界の接点となるのは言語と文化です。それらをそれぞれ深く学ぶために「英語・欧米文化コース」「アジア言語・文化コース」「日本語・日本文化コース」「考古・歴史コース」「音楽文化コース」の5 コースを用意。自国と諸外国を関連づけて学ぶことにより、ローカルの観点とグローバルな観点で物事を見つめることのできる知識と能力を身につけられます。
めざせる免許・資格等
● 中学校教諭一種免許状(英語) | ● 中学校教諭一種免許状(国語) |
● 高等学校教諭一種免許状(英語) | ● 高等学校教諭一種免許状(国語) |
● 学芸員 | ● 司書 |
● 司書教諭 | ● 日本語教員養成課程 |
学びを深める5 つのコース
NEW! 2026 年4 月音楽文化コース新設
音楽文化コースでは、文化の発展・普及に貢献できる能力を養うカリキュラムに加え、音楽分野の学びを希望する幅広いニーズに応えます。「音楽理論」「コンピュータ音楽演習」「楽曲分析」「舞台表現法」「伝統音楽演習」等の理論・演習系の科目と併せ、「演奏指導法」「合唱」「器楽アンサンブル」「専攻実技」等の実技系の科目を年次進行で学ぶことができます。
クローズアップ授業
FEATURE LEARNING 経験と成長に、熱を。
考古学ゼミが三島村黒島で発掘調査
鹿児島県黒島の大里遺跡を発掘調査しました。これは三島村との連携協定に基づく、「三島村・鬼界カルデラジオパーク事業」に関連した取り組みです。12世紀頃の列島各地の土器、国内では珍しい中国産の瓦、貿易陶磁器など貴重な遺物が出土。興味深い遺構も発見されました。発掘調査には、同研究室で開発した「悉皆的3D発掘」という先進的な調査技術を応用し、注目されています。
日本語学ゼミが水族館で謎解きイベント開催
鹿児島市の地域活性化を目的に、いおワールドかごしま水族館との共催で「夜の水族館」を周遊する謎解きイベントを開催しました。学生は、水族館のバックヤードの下見を重ねながら、水族館の構造を活用したストーリーや日本語学を使用した謎を制作。企画・運営のほぼすべてを学生が担い、オリジナルのプロジェクトを取り入れることで、来場者が楽しめる環境を提供しました。
英語・欧米文化コース
ICK UP! マクマレイゼミ
マクマレイゼミでは、海外訪問やそれに向けた計画・準備、異文化交流を通じた地域の魅力発信のためのイベント、中・高校生対象の「英語俳句コンテスト」などさまざまな活動を実施。これらを通して、英語を中心とした語学力や欧米の文化についての幅広い知識の獲得と、深い理解につなげます。英語圏への交換留学や海外インターンシップへの参加も盛んです。
代表的な授業
●ビジネス英語 ●外国事情 ●ヨーロッパ文化論 ●イギリス文学 ●地域文化研究 ●アメリカ文学
アジア言語・文化コース
PICK UP! ゼミ活動
中国語または韓国語を、1年次の入門から2年次以降の中級・上級と段階的に学びます。韓国の文化・社会に関するゼミ活動では、文献や資料の収集・分析など歴史学の手法も用いながら理解を深めます。その知識を活かし、夏季2~3週間の「韓国語海外研修」や半年~1年の交換留学に参加して語学力を磨き、学びと経験を深める学生が多くいます。
代表的な授業
●中国文化論 ●中国文学 ●韓国・朝鮮文化論 ●上級中国語 ●日中比較言語学 ●上級韓国語
日本語・日本文化コース
PICK UP! ゼミ活動
『源氏物語』などの古典文学を深く学習し、読解や比較の方法など専門的な力を養います。また、学外での合宿、古典の舞台や研究機関に出向いて実地調査をするなど幅広く活動しています。そのほか、水族館や文学館などと連携したイベントを通して日本語の歴史や方言、近代文学作品に関する学びと地域貢献を図るゼミなどがあり、教養と実践力を身につけます。
代表的な授業
●日本文学概論 ●日本古典文学 ●日本語学概論 ●日本近代文学 ●日本文学講読 ●児童文学言語学入門
考古・歴史コース
PICK UP! ゼミ活動
考古学ゼミでは、国内外の考古学や人類学の方法を学習し、人間の行動や文化、環境、その変遷を考えます。発掘調査では、調査現場や文化財の3 D計測、科学分析などの手法によって新発見につながるなど、基礎から先進的な方法まで広く学べるのが特徴です。また、歴史・文化を扱うゼミを含め、自治体や企業と連携し観光や地域活性化、博物館活動を通した地域の課題解決にも取り組み、柔軟な思考力と実践力を養っています。
代表的な授業
●考古学概論 ●文化人類学 ●日本史概論 ●認知考古学 ●日本史特論 ●博物館概論
音楽文化コース
学校や施設などに出向いて演奏会を行うアウトリーチ活動に力を入れます。その中のひとつである天文館図書館での「音色のとびら ライブラリーコンサート」は、ほとんど毎月開催。学生たちだけの力で企画から演奏の全てを行うことで、音楽を通して学生の就業力育成と地域における音楽振興に力を入れます。
代表的な授業
●音楽理論 ●演奏指導法 ●専攻実技 ●合唱 ●舞台表現法 ●器楽アンサンブル
PICK UP! ゼミ活動
考古学ゼミでは、国内外の考古学や人類学の方法を学習し、人間の行動や文化、環境、その変遷を考えます。発掘調査では、調査現場や文化財の3 D計測、科学分析などの手法によって新発見につながるなど、基礎から先進的な方法まで広く学べるのが特徴です。また、歴史・文化を扱うゼミを含め、自治体や企業と連携し観光や地域活性化、博物館活動を通した地域の課題解決にも取り組み、柔軟な思考力と実践力を養っています。
代表的な授業
●考古学概論 ●文化人類学 ●日本史概論 ●認知考古学 ●日本史特論 ●博物館概論
その他課程
日本語教員養成課程
日本語教員養成課程は、国際文化学科でのみ学ぶことができます。日本語教員としての専門的な能力を身につけるために、必要な知識と技能を体系的に学び、日本語教育に関する幅広い理解を深めます。所定の単位を修得すると、大学から修了証が授与されます。卒業生は、アジア諸国の日本語学校、国内の教育機関などで日本語を教える仕事に就いています。資格を活かして、国際交流に関わる仕事や、日本に住む外国人を支援する機関などでも活躍しています。
学芸員資格課程
大学内に鹿児島国際大学ミュージアムがあり、本格的な博物館実習ができます。授業では、博物館での資料の収集・展示・保存などについて実践的に学びます。卒業生は、博物館や文化財調査、企業などで広く活躍中です。
■ 飯田 伸二 教授 | 小説・映画の考察を深め物語・映画分析方法の基礎を学ぶ |
■ 内山 仁 准教授 | 教育フィールドワーク基礎論 |
■ 太田 秀春 教授 | 日本・鹿児島の文化・歴史・観光Ⅰ |
■ 大西 智和 教授 | 考古学って何だろう |
■ 小林 潤司 教授 | 英米言語文化研究Ⅰ |
■ 杉山 朱実 教授 | ヨーロッパ人のエスプリについて |
■ 住田 裕子 教授 | 心理学の研究方法と心理統計法を学ぶ |
■ 戦 慶勝 特任教授 | 中国語と日本語 |
■ 田中 美佳 講師 | 韓国・朝鮮の文化と社会を学ぶ |
■ トーランド・ショーン・ヘンリー 教授 | 英語のクリエイティブ・ライティングとコミュニケーション力の向上 |
■ 中園 聡 教授 | 考古学・博物館学の理論と実践の基礎 |
■ 濵田 みゆき 講師 | 図書館資料の利用者への案内技法について―理論と実際― |
■ 松尾 弘徳 教授 | 言語感覚を磨くための日本語研究入門-類義語の研究- |
■ 武藤 那賀子 教授 | 日本古典文学―玉里文庫本『古筆源氏物語』を読む― |
■ 村瀬 士朗 教授 | 文学館イベントを通じた文学研究の学習 |
■ 山下 孝子 教授 | 英語フィクション作品を読んで、観て、語って、楽しもう! |