音楽学科「2023年度 ピアノの祭典」が12月9日、「かごしま県民交流センター県民ホール」で開催されました。今年度からプログラムを一新し、第1部「ピアノの祭典出演者選出オーディション合格学生によるピアノ独奏」、第2部「器楽コースピアノ専攻卒業生による演奏」、第3部「ピアノの祭典出演者選出オーディション合格学生と教員によるピアノアンサンブル」の3部構成で行われました。

ショパン《ノクターン 第8番 Op.27-2 変ニ長調》を独奏した向田麗弥さん（3年）は「コロナ禍も落ち着き、多くの方に演奏を聴いて頂ける良い機会となり大変嬉しかった。3年間で得た演奏技術を最大限発揮することができ、このような場を与えてくださった先生方には感謝しかない。これからもピアノに真摯に向き合い、向上心を持って精進していきたい」と今後の抱負を語ってくれました。令和元年度卒業の川上眞子さんはショパン《舟歌 Po.60 嬰へ長調》を演奏。「大学を卒業して4年経ったが、社会人となってからも私なりに音楽を学び、仕事と音楽を両立させてきた。このような貴重な機会が頂けたことを大変嬉しく思う。これからも音楽と誠実に向き合い、ひたむきに頑張り続けたい」と感謝の気持ちを伝えてくれました。

指導とともにピアノアンサンブルにも出演した中島一光教授（ピアノ）は「ピアノ専攻学生と卒業生、教員が一丸となって、開催企画から準備を入念に行ってきたので、演奏会が成功して大変嬉しい。また彼らにとって、今の時代に必要な他者との協調と協力を学ぶ良い機会になったと思う。この経験を活かし、今後も様々な芸術文化の発信を通して、地域に根差した貢献をしてほしい」と激励しました。