IUK NEWS

2023.08.28

音楽

色響(IRO&HIBIKI)制作の壁新聞が消費者庁長官賞受賞

(公財)日本環境協会が主催するこどもエコクラブ事業「全国エコ活コンクール」壁新聞部門で、色響(IRO&HIBIKI)制作による「海からの便りを音にのせて」が消費者庁長官賞を受賞しました。代表を務める芳田聡子さんは国際文化学部音楽学科(前身:鹿児島短期大学音楽科・専攻科)作曲コース出身。子供たちと一緒に海岸で清掃作業を行い、そこで拾った廃棄物からヒントを得て楽器を手作りし、演奏するといった環境アート活動に取り組んでいます。今回の受賞理由は「海のごみ拾いだけで終わらせるのではなく、拾った海洋ごみから楽器を作り、表現するという独創性が特に評価された。海洋ごみ削減に向けた啓発活動が環境負荷の少ない消費生活の実践につながることから消費者庁長官賞に選出された」とのことです。
芳田さんは今回の受賞について「環境活動は、その専門家が行えばよいというのではなく、一人ひとりの日頃からの積み重ねがとても大切。音楽やアートを通して『地球が危ないこと』を伝え、環境のことを考えるきっかけになればいい。学生時代に学んだ『作曲家の日常は、全て音楽のためにある』を想い返しながら、これからも表現活動を続けていきたい」と話してくれました。指導教官だった久保禎教授(作曲・理論)は「子供たちとの創作活動と環境問題を結んだ創造的な取り組みが、一昨年度の『ソロプチミスト日本財団鹿児島クラブ賞』に続き、全国でも非常に高く評価された。SDGs(持続可能な開発目標)など、私たちが直面している課題を文化活動によって提起・発信し続けてほしい」と激励しました。
 

表彰式(国立オリンピック記念青少年総合センター)
受賞者代表は芳田希音(きらら)さん(山下小学校5年)
壁新聞「海からの便りを音にのせて」

演奏風景