6月9日、鹿児島国際大学のマクマレイ教授と大学院生2名が創価大学を訪問しました。
創価大学ではマクマレイ教授による講演が行われました。
講演の主なテーマは「英語俳句」と「お茶(茶道)」の関係性であり、日本文化を世界へ発信する方法について深く考えさせられる内容でした。
マクマレイ教授は、俳句が単なる短い詩ではなく、自然や季節、人間の感情を凝縮して表現する芸術であることを説明し、特に英語俳句は、日本の伝統文化を海外の人々に伝える有効な手段であり、異なる文化や言語をつなぐ架け橋になると述べました。
また、マクマレイ教授は英語俳句と茶道の共通点についても言及しました。茶道は「わび・さび」の精神を大切にし、限られた空間や時間の中で深い美しさを表現する文化です。一方、俳句もわずか17音という短い形式の中で豊かな世界観を表現します。どちらも簡素さの中に本質的な美しさを見出す日本独自の価値観を共有しているため、英語俳句を学ぶことは日本文化の精神性を世界へ伝えることにもつながると述べました。
さらに、マクマレイ教授はSWOT分析についても紹介しました。SWOTとは、Strengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)の頭文字を取った分析手法です。
英語俳句を世界に広めるという視点から考えると、Strengthsは俳句の簡潔さや国際的な親しみやすさであると考えられます。Weaknessesは、日本語特有の季語や文化的背景が外国人には理解しにくい点です。Opportunitiesとしては、国際交流の拡大やデジタルメディアを通じた発信の機会が挙げられます。一方、Threatsとしては、伝統文化への関心の低下や、俳句本来の意味が十分に理解されないまま広まる可能性が考えられます。
その後、筆者(大学院在籍)が研究発表を行いました。発表では、日本とイギリスの文化や社会の違いについて考察しました。その後、創価大学の王教授とディスカッションする機会があり、今後の研究の方向性についてより明確な見通しを得ることができました。
今回の訪問と講演を通して、私は英語俳句が単なる文学活動ではなく、日本文化を世界へ伝える重要なツールであることを学びました。また、SWOT分析を用いることで、文化発信の強みや課題を客観的に考えることができることを理解しました。さらに、研究発表や教員との交流を通じて、学術研究において異なる視点から議論することの重要性も学ぶことができました。今後は俳句や茶道などの日本文化についてさらに理解を深め、それらをどのように国際社会へ発信できるかを考えていきたいと思います。
国際文化研究科大学院生2年生 リー カホウ