地域連携・研究TOPICS

2023.11.11

産学官地域連携センター

山ケ野金山跡・永野金山跡でフィールドワーク

11月11日、国際文化学科の大西ゼミは「金山水車活用プロジェクト」の一環として山ケ野金山跡・永野金山跡を訪れました。プロジェクトの目的は南九州市にある金山水車跡の活用を考えることですが、江戸時代から20世紀まで金が発掘され、関連する遺構や跡地が数多く残っているこの地を散策し、参考にできることを見出すのが、今回のフィールドワークの目標です。

先立ってゼミでは金山や遺構について調べ、グループごとに永野金山跡と山ケ野金山跡で散策ルートを作り、当日そのルートに従って散策しました。

永野金山跡周辺を散策し、鉄橋橋脚付近で地元の方から話を伺うことができました。鉱山や製錬所について、永野金山が稼働していた当時の資料を用いて説明していただき、製錬所がどのような理由で作られ、どのような役目を果たしていたのかも教えていただきました。

山ケ野金山跡の散策では、実際に使われていたと思われる水車を間近に見ることができ、金が採掘されていた当時のことを実感しました。

金山奉行所跡やフランス人技術者のポール・オジェ居宅跡など、訪れた場所のほとんどは、跡地しか残っていませんでしたが、事前に学習したり自分たちでルートを作成し散策すると楽しく、また興味を持てることに気づきました。今回の経験を活かし、金山水車跡の活用について考えていきます。

(国際文化学科3年 辻 真実子) 

鉄橋橋脚前で(奥の石組みが鉄橋橋脚)

水車跡

金山奉行所跡