地域連携・研究TOPICS

2023.11.22

産学官地域連携センター

垂水市で2回目のフィールドワークを実施

11月11日(土)、垂水市寄附講座の一環として、地域資源の活用を通して地域の魅力や課題を学ぶことを目的とする2回目の垂水市フィールドワークに、経済学科松本ゼミの学生31人が参加しました。
株式会社財宝農場では、源泉の熱を利用してトロピカルフルーツを栽培する現場を見学し、果実栽培の工夫や創業者が農場経営を行うようになった経緯について話がありました。
垂水大同青果株式会社では、小谷社長から公設卸売市場での農産物取引について、営業の小谷氏からは、日本ではまだ珍しいパースニップ(ニンジンに似たセリ科の根菜)の栽培を始めたきっかけやパースニップを使った商品開発について説明していただきました。

学生たちは次のような感想を述べています。
「どのように農産物が作られて消費者に届くのか現場を見て話しを聞くことで、農業の苦労や技術を実感できた」(2年友寄隆登)

「一から事業を展開していく過程はとても興味深く勉強になった。挑戦する姿勢と行動力を見習いたい」(2年鍛冶屋瞬)

「地域資源の特性を活かすことで事業の成果を地域に還元している。需要のある地域や客層に目を向けて工夫することが地域の魅力をアピールすることにつながっていると感じた」(3年春田優里)

松本准教授は「垂水市の皆さまの協力によって充実したフィールドワークができ、垂水市の地域資源がもつポテンシャルの大きさにも気づかされた。学生たちには地域資源の活用促進計画を提案してもらう予定」と述べています。