地域連携・研究TOPICS

2023.07.26

産学官地域連携センター

垂水市で1回目フィールドワークを実施

7月15日、垂水市寄附講座の一環で実施しているフィールドワークが垂水市内で行われ、経済学科の松本ゼミを中心に35名の学生が参加しました。今回のテーマは、「垂水市における地域資源の活用促進~『稼ぐ力』と『循環力』の強化プランを提案する~」。垂水の企業等を視察し、地域を支える人や取り組みに学びつつ、学生の目線から地域資源の活用促進の方策を考えることが目的です。

牛根漁業協同組合では、清水参事から組合事業の概要やブランド魚「ぶり大将」の取り組みをうかがいました。養殖ブリの美味しさや安全性が認められ、海外への輸出が盛んになっている様子を知ることが出来ました。フェアフィールド・バイ・マリオット鹿児島たるみず桜島の石坂支配人からは、垂水へのホテル進出の経緯や道の駅と一体となって進められている地域活性化の取り組みについてお話しをうかがいました。また、猿ヶ城渓谷・森の駅たるみずでは、たるみず畑の竹之内店長から、看板商品「いんげんのポタージュスープ」をはじめとする様々な商品を地域の方々と協力しながら開発した経緯についてお聞きしました。

学生たちはフィールドワークを振り返り次のように述べています。「ブリのブランド化によって名指しで買ってもらえるなど、ブランドの役割や重要性を学ぶことができた」(経済学科2年 松元佑弥)、「宿泊に特化したホテルにすることで宿泊客に地域の店を利用してもらったり、業務を地元業者に委託するなどして、域内循環率を高めている様子がわかった」(経済学科3年 諏訪園千華)、「たるみず畑は、投資をしないでも地域を巻き込みながらコツコツと活動することで順調な経営を続けていることが印象深かった」(経済学科2年 小倉愛海)。

8月10日には2回目のフィールドワークを実施し、この日には垂水市役所の職員の方々と地域資源の活性化プランを考えるワークショップを開催する予定です。