地域連携・研究TOPICS

2025.12.26

産学官地域連携センター

福祉専門職3団体寄附講座「福祉専門職の働き方」を実施

福祉専門職3団体の寄附講座「福祉専門職の働き方」が全3回にわたって実施されました。
この講座は今回が4年目となり、福祉専門職3団体(鹿児島県社会福祉法人経営者協議会・公益社団法人鹿児島県社会福祉士会・一般社団法人鹿児島県精神保健福祉士協会)との連携協定に基づくものです。
主に1年生を対象にした「鹿児島社会福祉入門Ⅰ」(担当:藤島法仁教授)の講義の中で行われました。

【第1回 5/9(金)】
講師  一般社団法人鹿児島県精神保健福祉士協会会長
    鶴田 啓洋氏(一般社団法人Saa・Ya代表理事)
テーマ「福祉専門職としての価値を探る~ソーシャル・ワーカーとしての活動を振り返る~」

  ・医療ソーシャルワーカーとの出会い
  ・なぜ社会福祉を学ぼうと思ったのか
  ・「やどかりサポート鹿児島」「かごしまホームレス生活者支えあう会」の紹介
  ・社会的弱者に対する支援の在り方について


【第2回 7/4(金)】
講師  公益社団法人鹿児島県社会福祉士会
    前田 健吾氏(いちき串木野市役所福祉課社会福祉係)
テーマ「福祉専門職の働き方」

  ・居住支援についての現状や考察
  ・離島のソーシャルワークについて
  ・いちき串木野市役所における重層的支援について
  ・鹿児島県社会福祉士会の紹介

 

【第3回 7/25(金)】
講師  鹿児島県社会福祉法人経営者協議会
    山添 佐依子氏(社会福祉法人幸伸会法人本部長)
テーマ「福祉専門職の働き方~わたしたちの未来とわたしの考える福祉~」

  ・福祉って何だろう
  ・福祉専門職の仕事内容について
  ・介護職員の一日の紹介
  ・福祉専門職のやりがいについて

鶴田氏からは「身近な誰かのために動く」ことや、本心を引き出す関係づくりの重要性を学び、前田氏からは「待つのではなく探しに行く」支援と自己覚知の大切さを知りました。山添氏からは、多職種連携による「可能性を広げる支援」の在り方を学びました。学生たちは三講話を通して、信頼関係・自己理解・柔軟な姿勢が福祉専門職に欠かせないことを実感したようです。