児童学科の加藤ゼミ生15名が、11月13日~14日にかけて、南大隅町教育委員会教育現場体験事業として、佐多小学校および第一佐多中学校で第2回目のフィールドワークを行いました。
前回のフィールドワークを通して得た学びや子どもたちの声を基に、学生たち自身が計画した体育授業を実施しました。これまで、子どもの姿や声を起点とする授業づくりに苦戦する様子もありましたが、当日は学生らしいフレッシュな授業を展開することができました。さらに、参観して下さった先生方からも、大変示唆に富むご助言やご指導をいただくことができました。
加藤講師は、「多くのことを学ばせていただくことができたのは、お忙しい中、学生を受け入れていただいた学校、先生方のおかげです」と語りつつ、「ハウツー本などに示されているプログラムをただこなすのではなく、子どもの姿を根拠にした授業づくりを構想し、実際に実施できたことは、学生にとって何物にも代えがたい貴重な経験になったと思う」と話しています。また、授業を実施した学生は以下のように振り返っています。
「夢の体育授業で子どもたちが楽しんで体を動かす姿を見て、子どもたちが楽しく授業に参加できるようにするためにはどのような工夫が必要なのかを、教師自身がしっかりと教材研究することが大切であることを学ぶことができた」(四年 杉木万里奈)
「0から授業を考えることの難しさや生徒の夢の体育授業となるようにすることへの大変さを学ぶことができた。1人ではなくグループで授業を完成させるということで不慣れな部分はあったが、役割分担をして協力しながら授業を進めていくことから、1人で行う授業からは得ることの出来ないことを学ぶことができた」(四年 福島大稀)
