地域連携・研究TOPICS

2025.11.17

産学官地域連携センター

フィールドワークで学ぶ!地域資源を活用した経済活性化の可能性

経済学科の平出ゼミ生11名は10月17日、小正醸造株式会社 日置蒸留所(鹿児島県日置市)を訪問しました。今回のフィールドワークは、地域の特産品である焼酎の輸出事例を通して、地域資源を活用した経済活性化の可能性を学ぶことを目的として実施されました。
当日は、企業概要の説明を受けた後、蒸留工程やパッケージング施設などを見学、最後に海外事業についてのお話を伺いました。小正醸造では、1987年にドイツ・ケルンの見本市に出展したことを契機に輸出を開始。3代目社長のもとでさつまいも農家との直接取引を進め、「喜びを共に創る」というモットーのもとお酒造りをされていて、現在は焼酎、ウイスキー、ジンなど多様な製品を22カ国・地域に輸出しています。
お話の中では、輸出を通じて得られた経験として、国ごとに異なるお酒の楽しみ方やパッケージデザインの重要性、貿易実務の知識の獲得などが紹介されました。また、海外での焼酎の認知度向上には、地域や行政と協力していく必要があることも学びました。
今回の訪問は、学生たちが地域企業の挑戦や努力を肌で感じ、理論と実践を結びつけて考える貴重な学びを得る機会となったようです。