地域連携・研究TOPICS

2025.10.28

産学官地域連携センター

三大学学生交流課題研究会議にて「地域資源のブランド化」を考える

9月2日から5日までの4日間、松本大学にて「第4回三大学学生交流課題研究会議」が開催され、本学から6名の学生が参加しました。
この取り組みは、本学と札幌大学、松本大学の三つの大学が連携し、学生同士が実際の地域課題に向き合いながら議論・提案を行う実践的な学びの場として、毎年開催されているものです。異なる地域の特性や背景を持つ学生同士がチームを組み、協働を通じて視野を広げることにもなっています。
今年度のテーマは「地域資源のブランド化」。会議に先立ち、学生たちはオンラインでの事前学修を行い、理解を深め、意見交換を重ねてきました。また、各チームは自ら地域の事業者や関係者にアポイントメントを取り、インタビューやフィールドワークを実施。実際に足を運び、現地の声に耳を傾けることで、地域の現状を肌で体感することができました。
会議では、三大学混成の3グループに分かれ、それぞれが「食について」「効果的な地域資源のPR手法について」「三地域の特性を生かした商品の提案について」をグループのテーマとして議論を展開。最終日には、地域の食文化や伝統産業、自然資源を活かしたブランド戦略について地域の課題を柔軟な視点で捉え直した、学生ならではの具体的な提案をプレゼンテーション形式で発表しました。
参加した学生からは、「今回の研究会議では、自分たちで調査先や発表方法を考え、限られた時間の中で形にする経験を通じて、計画力や行動力を身につけました。初めての土地でのフィールドワークでは、直接対話を重ね、地域の現状を実感しながら、好奇心を持って学ぶ姿勢や、必要な情報や知識の収集方法を取得できました。また、他大学の学生と協力して異なる視点に触れる中で、柔軟な思考力やコミュニケーション力も養われました。主体的に考え行動し、仲間と対話しながら成果を生み出す過程は、創造力や協働の重要性を学ぶ貴重な機会となりました」と、お互いに刺激を受けながら積極的に協力し、主体的に取り組んでいる姿勢が見られ、貴重な機会となりました。