地域連携・研究TOPICS

2025.10.20

産学官地域連携センター

垂水市に「森の駅たるみず体験パック」を提案

8月29日、垂水市の寄附講座におけるフィールドワークの成果報告会のため、太田ゼミの学生6名が垂水市役所を訪問しました。
この取り組みは、5月に「森の駅たるみず」の駅長である穴井氏による講義からスタート。その後、学生たちは実際に同施設に宿泊し、体験を通じて感じたことや課題を整理しました。これを踏まえ、学生たちは「森の駅たるみず」への集客や垂水市の魅力発信、地域経済の活性化を目的とした宿泊体験パックを提案しました。
内容は、垂水港から森の駅たるみずまでの無料送迎でアクセスを改善し、自然体験や地元食材を楽しめるお得なパックを提供するというものです。手ぶら宿泊の体制も整え、ふるさと納税の返礼品としても活用することで、地域活性化を目指すものです。
当日は尾脇市長や副市長をはじめ、多くの関係者の方々がご参加のうえ、お一人おひとりから丁寧なコメントをいただきました。今後、少しでも本提案が地域の観光資源の有効活用と経済の活性化につながることを期待しています。
成果報告会後には、学生と垂水市職員、「森の駅たるみず」駅長の穴井氏も交えて、垂水市を活性化するための意見交換会が行われました。「10年後の垂水の未来像」をテーマに、終始和やかな雰囲気の中で活発な意見が交わされました。
参加した学生は「アイディア出しから考察、提案、プレゼン資料の作成までを仲間と協力して進める中で、「考える力」「まとめる力」「伝える力」を実践的に高めることができ、チームワークの大切さを実感するとともに、プレゼン力の向上にもつながりました」とアイディアを形にして伝えることの楽しさや達成感、やりがいを感じている様子がうかがえました。