地域連携・研究TOPICS

2025.08.27

産学官地域連携センター

鹿児島市の訪問介護事業所と在宅ケア体制の考察

社会福祉学科の中井ゼミ生2名は、7月17日に介護相談どころ「旭ヶ丘園」の居宅介護支援事業所でインタビューを行いました。訪問介護事業所が減る一方、訪問看護事業所は増えている現状を聞きました。

ケアマネージャーは、利用者の真のニーズをくみ取り、多職種と連携したりICTを活用したりしながら、最適なケアプランを立てる大切な役割を担っていますが、地域によるサービスの差や報酬の低さといった課題に直面しています。

特に、鹿児島市外のある地域では、ヘルパー不足や事業所廃止、困難ケースの受け入れ問題、訪問介護単価が減算されて、事業所が減る影響などを指摘。また、緊急対応や制度説明など多岐にわたる業務に対し、ケアマネージャーの処遇改善の必要性も強く訴えられました。

介護現場のリアルな課題と今後の改善点が明らかになった貴重なインタビューとなりました。