地域連携・研究TOPICS

2025.06.13

地域総合研究所

「フィールドワークカフェ」を開催しました

令和7年6月2日・4日の両日、鹿児島国際大学附置地域総合研究所では、教職員向け意見交換会「フィールドワークカフェ」を開催しました。

今回のイベントは、令和6~7年度の共同研究テーマである「持続可能な地域連携」の一環として企画されたもので、フィールドワークに焦点を当てた初めての取り組み。大学教育におけるフィールドワークの指導方法や実践をめぐり、教職員同士が自由に意見交換を行う機会として開催されました。会場となった図書館4階のワーキングスペースには、2日間で延べ47名の教職員が参加し、活発な交流が行われました。

両日ともに、所長のアイリッシュ・ジェフリー教授が軽妙なトークとともに進行をリード。学内で実施されている多様なフィールドワークの実践発表や受け入れ先とのつなぎ方の事例紹介、ブレインストーミングによる意見交換などが行われました。グループワークでは、参加者同士が熱心に意見を交わし、「自身の実践に取り入れたいアイデアやヒントが得られた」という声も多く聞かれました。

会場では、学内ガヤカフェの自家焙煎コーヒーやお菓子もふるまわれ、心地よい空間を演出。初対面同士でも自然と会話が生まれ、笑顔が絶えない和やかな雰囲気に包まれました。

4日に行われた最後の自由交流の時間には、さらに具体的な情報交換が行われ、教職協働や学科を超えたコラボレーションの可能性も広がりました。

クロージングでは、地域総合研究所事務室の橋口室長が、「本学の7学科はそれぞれの専門性を通じて、鹿児島という地域を支える重要な役割を担っている」としたうえで、

「経済・経営や福祉、児童、国際文化、音楽、看護といった分野が、それぞれの立場から地域に貢献しています。その専門的な学びをフィールドワークを通してさらに深め、広い視野で社会につなげてほしい。だからこそ、学部や学科、教職員の垣根を越えて交流し、大学全体が一体となって地域連携を進めていくことが大切です」

と呼びかけ、フィールドワークの大切さや今後の継続的な地域連携と学内交流の必要性を強調しました。


参加者アンケートでは、「普段接点のない教員や職員と話ができて新鮮だった」「他の先生方の工夫を知るよい機会となった」「もっと長い時間でもよかった」といった前向きな声が多く寄せられ、今後の継続的な開催を望む声も多数ありました。

地域総合研究所では、今後もフィールドワークに関する知見を深め、教育の質の向上と地域連携の促進を目指して、さまざまなプログラムを展開していく予定です。