地域連携・研究TOPICS

2025.03.13

産学官地域連携センター

大和村でフィールドワーク~村民主体の地域包括ケアシステム実態調査~

大和村との連携協定に基づくフィールドワークが2月4日から4日間の日程で行われ、社会福祉学科岩崎房子教授指導のもと、学生10人が参加しました。この活動は平成26年から始まり、今回で7回目。
学生らは村内に宿泊しながら、大和村の福祉サービスを体験。障害者支援ボランティア団体「やまとすももの会」では一緒にものづくりをし、社会福祉協議会デイサービスでは会話を楽しみ、特別養護老人ホーム「大和の園」では風船バレーのレクレーションを行うなど、各施設の職員や利用者と交流を図りました。
また、集落を散策しながら村民の生活の様子や助け合いの活動について聴き取りをしたり、地域の支え合い定例会に参加し、地域住民による集落ごとの地域づくりへの取り組み報告を聞いて意見交換を行ったりと、若者視点で地域資源の発見や課題解決に取組みました。そして、インフラ資源が限られた環境を背景に、村民主体の互助力を活かした地域づくりの実態を学ぶことにより、地域包括ケアを支える福祉専門職としての実践能力を養うことができました。
参加した学生は「地域住民が支え合いながら生活している姿を目の当たりにし、人々の温かさと自然の美しさに癒され、大和村の魅力を感じることができました。さらに、役場職員の方々や各施設の担当者、ボランティア団体の皆さんと貴重な対話や活動を通して、大和村がどのような支援を地域住民や高齢者に提供しているのかを学ぶことができました。今後、私たちが福祉に対してどのような意識を持つべきか、そして福祉分野での担い手としてどう行動すべきかを真剣に考え、行動していきたい」と話しています。