福祉専門職3団体の寄附講座「福祉専門職の働き方」が全3回にわたって実施されました。
この講座は今回が3年目となり、福祉専門職3団体(鹿児島県社会福祉法人経営者協議会・公益社団法人鹿児島県社会福祉士会・一般社団法人鹿児島県精神保健福祉士協会)との連携協定に基づくものです。
主に1年生を対象にした「鹿児島社会福祉入門Ⅰ」(担当:高橋信行教授)の講義の中で行われました。
【第1回 5/10(金)】
講師 一般社団法人鹿児島県精神保健福祉士協会
鶴田 啓洋 氏(一般社団法人Saa・Ya)
テーマ「福祉専門職としての価値を探る~障害者支援、ホームレス支援活動を通して~」
・医療ソーシャルワーカーとの出会い
・支援を必要としている人についての考察
・NPO法人「やどかりサポート鹿児島」「かごしまホームレス生活者支えあう会」の紹介
・社会的弱者に対する支援の在り方について
【第2回 6/28(金)】※対面及びオンラインのハイブリッド型講義
講師 公益社団法人鹿児島県社会福祉士会
前田 健吾 氏(いちき串木野市役所福祉課社会福祉係)
テーマ「福祉専門職の働き方」
・居住支援についての現状や考察
・離島のソーシャルワークについて
・いちき串木野市役所における重層的支援について
・鹿児島県社会福祉士会の紹介
【第3回 7/26(金)】
講師 鹿児島県社会福祉法人経営者協議会
山内 義宣 氏(社会福祉法人輪光福祉会)
テーマ「福祉専門職の生き方 福祉専門職になる皆さまへ!」
・社会福祉法人経営者協議会の紹介
・お釈迦様と親鸞聖人について
・輪光福祉会の取り組みの紹介
・利用者の思いに寄り添う大切さについて
学生からは、「誰かの役に立てるよう小さなことから創造・挑戦していきたい。将来、周りの方々からも信頼してもらえるソーシャルワーカーを目指したい」「人に寄り添うことの難しさを感じつつ、寄り添い方や支え方の重要性を再確認できた」といった声があり、福祉専門職としてどうあるべきかを考え、福祉の職業について新たな視点が生まれるきっかけとなる講座となりました。