本学と札幌大学、松本大学は、三大学の学生が主体となって、地域課題を解決するための議論や提言を行い、活力ある地域社会の形成と発展に寄与することを目的とした学生交流活動を行っています。
3回目となる今回は、9月3日から6日の日程で、本学が開催校となり「まちづくり」をテーマに、札幌大学6名と松本大学6名、そして、本学8名の計20名の学生が参加しました。
学生たちは、事前に昨年度の本事業を経験した本学学生3名のファシリテーターのもと、オンラインによるグループワークを行って本番を迎えました。
初日は、鹿児島空港で合流し、たるみず湯っ足り館で学生交流を行った後、桜島経由にてフェリーで鹿児島市内に向かいました。学生たちは、すでにオンラインで交流していたこともあり、すぐに打ち解けていた様子でした。
2日目は、三大学の学生が3つの混合グループに分かれディスカッションを行い、1日かけて、まとめと発表の準備を行いました。それぞれの地域で異なる視点から活発な議論が行われました。
3日目には三大学の学生が一体となって各グループで発表が行われ、達成感に満ちていました。午後は、各グループで自主研修のフィールドワークを行い、交流を深めながら、有意義な時間を過ごすことができました。
参加した学生からは、「他県の学生と一緒にいろいろなところを回る中で、普段気づかなかった鹿児島のよさを感じ、もっとアピールできるように地元を知りたいと思えるいい機会になりました」「それぞれが暮らす地域の視点から、まちづくりを考察する貴重な経験ができました。1日1日がとても濃く、有意義な時間を過ごしてすごく成長できました」など、異なる地域で学ぶ学生たちが共通のテーマについて、学ぶおもしろさを味わった感想が多く聞かれました。
また、期間中、引率した教職員同士でも交流やディスカッションが行われ、今後もより一層充実した三大学間での包括連携事業が期待されます。