児童学科1期生が「ゼミナール活動」に参加し始めた年に、当時の校長後藤千和子先生の御理解を得て始まった持松小学校との交流活動が、最後の年を迎えた。
小学校教諭を目指すゼミ生たちにとって複式学級を持つ小規模小学校でのフィールドワークは、得難い体験となっていた。交流活動の事前準備は、2か月程度の期間を要し、学習指導案の作成や披露する寸劇の練習など、ゼミ生たちにとって相当な苦労が付きまとうものであった。それにもかかわらず、ゼミ活動の伝統として継承されてきた。この間、霧島市から2回も「善行賞」を受けるなど、小学校だけでなく地域の方々からも温かく受け入れていただいた。
最後の年となった今回も、模擬授業の実施、寸劇の披露など、ゼミ生たちは全力を尽くした。以下の写真は、その様子である。ゼミ生たちは、4月から鹿児島・宮崎・神奈川で小学校教諭として、新たなスタートを切る。彼らの活躍に期待したい。
(文責:千々岩弘一)