大学院国際文化研究科では、多様な国籍の大学院生が英語を学び、交流することができます。12月4日のマクマレイ教授が担当する「英語特殊講義Ⅱ」では、大学院生2人が持ち掛けたテーマをもとにプレゼンテーションを行いました。ホウアン スーユアンさん(国際文化研究科1年生)は「街歩き」をテーマに発表。また、同じ大学院生のグ ルーハンさん(国際文化研究科1年生)は「万里の長城」をテーマに中国の歴史を紹介。それぞれの発表をもとに意見交換を行い、さらに他国の歴史についても学ぶことで、とても有意義な時間になりました。
プレゼンテーション終了後は、全員で一緒に俳句を詠みました。
「Stone serpents wind high, whispers of time guard the sky」
「The Great Wall stands tall, Whispers of history call, Echoes though the dawn」
さらに、日本語でも俳句を作成。
「夏の声 戦の記憶 風に舞う」
授業を通じて共に創作活動に取り組むことができ、豊かな知識交流を図ることができました。
また、この授業では毎週テーマを設定し、英語でディスカッションを行っています。テーマ「街歩き」の回では、英語でコミュニケーションを図りながら歩いて学内を回る「キャンパスウォーク」を実施。街歩きとは、自分の住んでいる街を散策し、その独特な雰囲気を楽しむことです。キャンパスウォークの途中で、学内のミニコンサートホールで行われていた「伝統音楽のリサイタル」を見学するなど印象的な経験になりました。これらを通して香港から来た留学生のリー カホウさん(国際文化研究科1年生)は、以下の俳句を作成。
「The sound of the winter wind, yet the camellia on the street corner smile 風の音 街角の花が 微笑むよ」
このように、本授業では毎週テーマに沿って楽しく学びながら、コミュニケーション力や語学力を身につけることができます。さらに、教員や大学院生が一丸となり、あるトピックについて一生懸命学ぶことに楽しみを見出せています。
リー カホウ(国際文化研究科1年生)
(写真はすべてマクマレイ研究室提供)