児童学科の加藤ゼミに所属する3年生8名が、10月26日に鹿児島県青少年会館で行われたアクティブチャイルドプログラム(JSPO-ACP)都道府県普及促進研修会に参加しました。この研修会は、日本スポーツ協会が普及・推進する、子どもたちが楽しみながら積極的にからだを動かすことができる運動遊びのアクティブチャイルドプログラムについて、その理論と実技の体験を通して学びを深める会です。
参加した学生からは、以下のような感想が寄せられました。
座学では、スマホなどの普及により、子どもたちが体を動かす時間が減っていることが大きな問題だと感じた。それを改善するために、根底にある体を動かすことへの楽しさや面白さに気づかせる必要があると思った。実技では、多くのものを準備しなくてもボールやフラフープなど、1つの道具を準備するだけでも様々な遊びを作り出せることが分かった。多くの運動遊びを指導者が習得することで、子どもたちの反応を見ながら臨機応変に切り替えなどができると思った。(3年 田中洸志郎)
理論編では、「走る・跳ぶ・投げる」の記録が昔に比べて低下していて、現代の子どもたちの能力の低下に危機感を覚えました。しかし、「生涯、健康に過ごすためには幼児期・児童期からの運動遊びである」と考えるならば、そこまで記録向上に力を入れなくてもよいのではないかと思います。大人になって運動遊びをする人はなかなかいないかもしれませんが、例えばランニングや、体育の授業で学ぶような生涯役立つ運動で補えると思います。実技の運動遊びでは、前期のゼミ活動で行ったものも多く、レクリエーションではなかったのですが、かなり楽しく取り組めました。1つの遊びにもアレンジすれば様々な人数、年齢で遊べることがわかり、自分なりのアレンジを考えたり、どういった意図がある運動遊びなのかを考えながら楽しめたりしたので、とてもよい経験になりました。(3年 山口すずな)
指導する加藤凌助教は、「今後もアクティブチャイルドプログラムについて理解を深めることを通して、多くの運動好きな子どもを育てることができる教師・保育者を目指して共に学びを深めていきたい」と語りました。