10月26日に高齢者福祉センター谷山で開催された「ふれあいミニコンサート」で音楽学科・馬原裕子准教授(声楽)のゼミ学生5名が演奏を披露しました。
このコンサートは毎年この時期に開催され好評を得ています。今回はピアノデュオ、ヴァイオリン独奏、クラリネット独奏、独唱、重唱、全員でのアンサンブルといった編成で、クラッシックのみならず、ポップス、ジャズ、日本歌曲など、ヴァリエーション豊かなプログラムで聴衆を魅了しました。会場に用意された80席は満席で、文化的な催しを親しみたいという地域の方々の熱意を感じることができました。観客からは「毎年楽しみです。ありがとう」「大学生の懸命な演奏に感動した」「懐かしい歌がたくさん聴けてよかった」など、多くの喜びと感謝の声をいただきました。
今回学生リーダーを務めた吉海江花音さん(声楽コース3年)は「観客の皆さまに楽しんでいただけるよう、普段練習することのできない曲を演奏することで、私自身の成長も出来たと感じた。また、お客様の中には涙する方もいらっしゃって、改めて音楽の素晴らしさを認識できた」と演奏後の手応えを感じていました。また、今回アウトリーチに初めて参加した村上きららさん(管弦打楽器コース3年)は「今回初めてアウトリーチに参加させていただき、観客の方々に喜んでいただけるような演奏を目指してプログラムを組んだ。実際に演奏して喜びや感謝の声をいただいてとても嬉しく思い、改めて音楽の持つ力を実感した。今後も自身の技術向上に向けて精進していきたい」と実りの多さを報告してくれました。馬原裕子准教授は「大きな会場には足を運ぶことのできない方も多い。会場のお客様の喜んでくださった表情を間近で見て、自分たちが出向いて演奏することの必要性を身体で感じてくれたのではないかと思う。これからも音楽を通してこのような活動を行ってほしい」とアウトリーチの重要性を再認識していました。