IUK NEWS

2024.11.08

音楽

2024年度 音楽学科「学生定期演奏会」を開催

国際文化学部音楽学科による「2024年度 学生定期演奏会」が10月18日、かごしま県民交流センター県民ホールで開催されました。同演奏会は今年度より「学生の自主性を尊重し、学生自身が主体的に作り上げるアンサンブル演奏会」と位置づけられ、構想・準備・渉外・運営のすべてを学生自身で行いました。プログラムは作品発表、クラリネット二重奏、ユーフォニアム四重奏、ピアノ連弾、ピアノ2台14手、トロンボーン二重奏、室内楽、声楽専攻による重唱、サクソフォン五重奏による8つの演目で構成されました。会場には学生・卒業生のほか、ご家族や友人、教職員など多くの方々が駆け付け、日ごろの研鑽の成果を鑑賞しました。

教員担当の馬原裕子准教授(ソプラノ)は「学生定期演奏会は『学生中心の演奏会』ということで毎年行ってはいたが、今年は初の試みとして『アンサンブルのみの演奏』且つ『学生からの出演希望を募る』という形をとった。その結果、学生自らが出演の意思を示し、出演し、好きな曲を演奏したことで、学生たちが生き生きとした姿を見せ、本当の意味での学生主体の演奏会となったのではないかと思う。また出演者を支えた学生スタッフ達も連携が素晴らしく、最後は現場のスタッフさんからお褒めの言葉をいただいたことは、彼らにとって大きな励みになったのではないかと思う。これをバネに、さらに飛躍して欲しい」と学生たちの真摯な取り組みを讃えていました。

出演者からも次のメッセージが届いています。

川村 美咲(作曲4年)
今回は、歌詞カードを作成・配布し、映像のない音源のみで上演することで、より楽曲の世界観を濃密にお届けできた貴重な機会となった。歌詞カードの印刷や機材運搬、パンフレットへの折り込み、また多くの融通をきかせていただいたスタッフや先生方に大変感謝している。
藤田 愛生(ピアノ4年)
アンサンブルを通して人と音を合わせることの楽しさや人との関わり方について改めて考えることが出来た。4年間を通して、ソロだけでなく伴奏でも演奏する機会をたくさんいただき、様々な人と演奏し、刺激し合うことができたと感じている。この4年間で学んだことを忘れずに、卒業しても自分の音楽をより高めていこうと思う。
渡邊 綾香(トロンボーン4年)
トロンボーンデュオを組んで演奏したが、今までデュオで演奏する機会はあまり無かったので今回挑戦でき良い経験になった。一緒に学ぶ仲間たち、いつも熱心に指導してくださる先生方がいることで、音楽への探究心を持ち挑戦し続けることができた。大学で好きなことを学ぶことができるのは、いつも支えてくれる家族、友人、先生方のおかげである。感謝の気持ちを持って残りの学生生活を送りたい。
扇田 柊(声楽〈バス〉4年)
この4年間、音楽学科生として声楽を続けてこられたのは、家族や先生方のおかげであり、皆さまに感謝したい。今回の演奏を通して少しでも恩返しできたとしたら幸いである。大学院受験に向け、演奏をこれまで以上に上達させ、邁進してゆきたい。