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2024.11.04

お知らせ

長沢鼎の家系の末裔、カリフォルニア州在住イジチ氏ファミリーが本学を訪問

11月1日、薩摩藩英国留学生のうち最年少の留学生で、アメリカでワイナリーの経営で成功した長沢鼎(1852-1934)の実家(磯長家)の末裔であるケン・イジチ氏ファミリー20人が本学を訪問しました。イジチ氏ファミリーは長沢の姉の孫の家系にあたり、カリフォルニア州にある長沢鼎が経営したワイナリーの財産を相続した親族です。ケン・イジチ氏は、長沢鼎の研究者である国際文化学部 森孝晴教授と親交があり、長沢鼎が所有していた貴重な資料を本学に寄贈されています。今回、いちき串木野市薩摩藩英国留学生記念館のイベント出席などを目的として、鹿児島を訪問されました。

イジチ氏ファミリーは、カリフォルニア州で長沢の農園由来のブドウの樹を使ってワインを作った石窪俊星氏や、長沢の磯長家の末裔である磯長達哉氏らも同行して本学を訪問。本学のミュージアム特別企画展「薩摩藩英国留学生 長沢鼎展」を見学し、小林学長とも面談されました。イジチ氏が寄贈された資料がミュージアムに展示されている様子を見てケン・イジチ氏は「すばらしい。感動しました。」と述べました。イジチ氏ファミリーは薩摩藩英国留学生記念館のイベント参加後、広島などを訪問し、帰国する予定です。