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2024.10.07

経済学部

経営学科・根本萌希講師がポスターアワードを受賞

8月24日、第21回日本医療バランスト・スコアカード研究学会学術総会(神戸大学)にて、経済学部経営学科に所属する根本萌希講師がポスターアワードを受賞しました。ポスターアワードは、創造性、研究の独自性、発表の効果性などの観点から最も優れたポスター発表に贈られるものです。
タイトルは「総合犬山中央病院地域連携支援センターのBSC(バランスト・スコアカード)」であり、発表者は根本講師の他、総合犬山中央病院の齊藤雅也院長、小澤俊文副院長兼センター長、加藤彰裕事務局長、同病院地域連携支援センターの落合紀江氏、箕浦恵氏、寺前知子氏、大竹正晃氏の8名です。

この発表では、同病院地域連携支援センターのBSC(バランスト・スコアカード)の運用・改善状況を報告しています。根本講師はコミュニケーションの観点からアドバイスを行っています。受賞を受けて根本講師は次のようにコメントしています。

「今回の受賞は、総合犬山中央病院の皆様の献身的な取り組みと、BSCの効果的な導入・運用によってもたらされたものです。病院の皆様の日々の努力と、データに基づく経営改善への熱意が、受賞につながったと認識しております。研究者は、現場の実践と理論を橋渡しする役割を担っていますが、実際の成果を生み出すのは医療現場の皆様です。今後も病院との緊密な協力関係を維持し、理論と実践の融合によって、より良い医療サービスの提供と効率的な病院経営の実現に貢献していきたいと考えています。この受賞を励みに、さらなる研究と実践に尽力してまいります。」

また、総合犬山中央病院の齊藤雅也院長より次のようなコメントを頂戴しています。

「総合犬山中央病院のBSCの研修は、2018年6月から始め、19年3月には学会本部からファシリテーターをお招きし、ワークショップを行い、病院としてのBSCを作成し、活動してきました。同年11月には第17回学術総会を犬山市で開催するという栄誉をいただき、院内BSC活動は盛り上がっていたのですがコロナ禍が状況を一変させました。23年5月COVID-19が感染症法上の2類から5類に指定され、停滞していたBSCの運用を再開しました。少子高齢化、地域医療構想、コロナ後の受診抑制など、現在どの病院でも大きな課題となっている地域連携活動を推進するため、改めてBSCを使った戦略目標をたて、展開を見直しました。根本先生にもご助言をいただき、コミュニケーションのあり方を再考し、BSC実装を進めてきました。この活動が、第21回医療BSC学会学術総会でポスターアワードを受賞したことは、当院にとって大きな励みであり、スタッフ一同大いに喜んでおります。」

リンク:https://hbsc21th.willxis.com/poster-award受賞者/