9月7日から17日の10日間の日程で、経済学科の康上賢淑教授が担当する「海外調査実習」が中国・上海をフィールドに実施され、経済学部生ほか計6名の学生が参加しました。上海領事館と華東師範大学、東華大学、上海社会科学院、復旦大学などの協力を得て、歴史と現代が融合する魅力的な上海で「国際都市における経済と文化交流」について学びを深めました。
■現地調査
フィールドワーク先として、華東師範大学の李晶先生の紹介で民営企業を訪問し、中国におけるビジネスの現状として中国市場における経営戦略や海外進出について詳しいお話しをうかがいました。また、日系デパートにおける服装店舗の見学やスポーツ施設の体験を通じて、急速に進化する上海のビジネス環境に触れることができました。実際に企業の店舗を訪れることで、現地の人々の生活や価値観を観察することもできました。
■文化交流の体験
「海外調査実習」の魅力は企業訪問だけでなく、現地の学生との交流プログラムもあることです。中国滞在中、本学の協定校を含めて4つの大学を訪問しました。言語の壁を乗り越えて、互いの文化について話し合い、共通の興味を見つけることができました。彼らの友好的交流に向ける熱意と視野の広さに刺激を受けました。
■知識と視野の広がり
今回の調査実習を通じて、学生たちは国際的な視野をさらに広げ、日中友好の重要性を再認識しました。異なる文化の理解と尊重が、今後の学びや活動において重要な要素であることを実感しています。この10日間の経験は、学生たちにとって貴重な学びとなり、今後の成長に大きく寄与すると信じます。
(文責:楊 昕晨・康上賢淑)