IUK NEWS

2024.08.26

音楽

「音楽学科 2024年度 選抜者演奏会」を開催

今年度から新たにスタートすることとなった「音楽学科 2024年度 選抜者演奏会」が8月8日、谷山サザンホールで開催されました。この演奏会は、23年度の各種コンクールで優秀な成績を収めた学生の中から選抜された者が出演するもので、甲斐陽和(ピアノ/3年)、川島のどか(クラリネット/2年)、濵田果秀(マリンバ/2年)、園田眞歩(ユーフォニアム/2年)、岡留拓斗(トロンボーン/4年)の5名が日頃の研鑽の成果を披露しました。
幕開けは甲斐さんによるJ. S. バッハ《パルティータ 第3番》イ短調 BWV827。「このような貴重な機会をとても有難く思い、心を込めて演奏することが出来た。今後も毎日の練習を惜しまず、様々なコンクールに挑戦し、入賞できるよう努力したい」と振り返ってくれました。H. トマジ《トロンボーン協奏曲》を披露した岡留さんは「この度は選抜者演奏会に出演させて頂いたことを大変嬉しく思う。自分にとってチャレンジングな内容であったが、日頃の練習の成果を発揮できたと思う。これからも日々高い目標を持ち続けて、様々なことに挑戦していきたい」と今後の抱負を語ってくれました。
音楽学科長の伊藤綾教授(音楽学)は「今回の演奏会は、学生の演奏の場を増やすことによって彼らの経験値とモチベーションを上げるとともに、地域の皆さまに若い演奏家を知って頂くことを目的として開催した。学生たちの不断の努力を讃えるとともに、彼らを支えてくださった保護者やご支援くださった皆さまに心より御礼申し上げたい」と話していました。
甲斐さんの指導にあたった中島一光教授(ピアノ)からは次のメッセージが届きました。

2023年度の栄えある実績に基づいて選出され、音楽学科を代表する形で演奏できたことは、とても貴重な経験となったと思う。
1年次から全国規模のコンクールやオーディションにて、地元以外の地域で色々な挑戦を行い、苦境を乗り越えてその成果が昨年度に多く表れたことにより、大きな自信へとつながった。
今回の演奏では、J. S. バッハの作品を演奏する際に最も必要とされる精神集中の維持において、一番高い表現となったことを、甲斐さんが身をもって体験することとなり、この体現により、新たな表現世界への光明を差すきっかけとなった。
私も大変誇らしく思い、さらなる飛躍を期待している。