鹿児島保護観察所が毎年企画・開催しているイベント「社会を明るくする運動〜犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ〜」が7月1日(月)天文館ベルク広場にて開催されました。このイベントには県内の様々な機関や団体が出演・出展しましたが、本学も出演依頼を頂き、国際文化研究科で音楽を専攻している島中輝士風さん(修士課程1年・テノール)が生野宏美さん(音楽学科公式伴奏員)のピアノ伴奏で独唱を披露しました。
島中さんは《川の流れのように》《シャボン玉》《うみ》《理想》《最後の歌》《いのちのうた》の6曲を感情豊かに歌いあげ、詰めかけた観客を魅了していました。最後は唐湊幼稚園、玉龍中・高校合唱部、ゴスペルグループを含む出演者全員で《世界に一つだけの花》を歌い、イベントを終了しました。
鹿児島保護観察所の松下章久企画調整課長からは「島中くんと生野さんのパワフルかつ素敵な歌声と演奏に引き込まれた。会場にいた職員や保護司、更生保護女性会からも、とても良かったという感想が多く聞かれた」と感謝の言葉を頂きました。
演奏した島中さんは「会場には老若男女多くのお客様が足を運んでくださり、なかには音楽に合わせて体を揺らしたり、一緒に口ずさんだりするお客様の姿も見られた。演奏後には『素敵な演奏をありがとう。すごく感動しました。』と温かい言葉をくださったお客様もおられ、今回のイベントで改めて『音楽の持つ力』を実感した。現在、さまざまな犯罪や非行のニュースに衝撃を受けることが多々あるが、音楽の力で少しでも明るい世の中にできたら、と思っている」と今後の抱負を語ってくれました。
国際文化学部音楽学科および国際文化研究科の音楽分野では、今後も様々な方法で地域に根差した音楽活動を推進していく予定です。