(公財)鹿児島県文化振興財団アーティストバンクに新規登録された演奏家たちを紹介する「若葉Festival」が6月23日(日)、宝山ホール(鹿児島県文化センター)で開催されました。今年度のオーディションに合格したのは、佐藤充希さん(管弦打楽器課程3年/ギター)、卒業生の黒澤愛理さん(ピアノ)、桑畑ゆきなさん(ソプラノ)、大学院修了生の道添さゆりさん(アルト)で、日ごろの研鑽の成果を披露しました。
ヴィラ・ロボス作曲《前奏曲 第一番》を独奏した佐藤さんは「今回『若葉festival』という素晴らしい公演で演奏できたことを、大変ありがたく思う。この舞台をきっかけとして、さらに前進していきたい」と心から感謝していました。また、中田喜直作曲《むこう むこう》、J. S. バッハ作曲《クリスマス・オラトリオ》より〈Bereite dich Zion(備え、シオンよ)〉を歌った道添さんは「2月にあったオーディションに合格し、アーティストバンクの一員として出演させて頂いた。今回は馴染みのある作品を選び、低音から高音をお届けできるよう挑んだ。大学院を修了して初めての本番であり、宝山ホールという素晴らしい舞台で緊張したが、集中して演奏することができた。これからも仕事と両立させながら、歌と向き合い精進していきたい」と今後の抱負を話してくれました。
久保禎教授(作曲・理論)は「本格的なコンサートホールでソロ演奏できる機会は本当に貴重なこと。財団の皆様に心から感謝したい。今回の経験を糧として、自身の理想を目指しながら、さらに誠実に取り組んでいってほしい」とエールを贈りました。