IUK NEWS

2024.05.06

経済学部

2023年度武田ゼミの学生たちが新商品の開発で知覧茶の新しい楽しみ方を提案~「知覧茶知(ち)らん?プロジェクト」~

2023年度の武田ゼミ・4年生6人は卒業研究のフィールドワークとして、「知覧茶知(ち)らん?プロジェクト」と題した知覧茶のPR活動を行いました。

鹿児島県は茶葉生産量では静岡県に勝るとも劣らないほどですが、知名度というといまひとつ。昨今の若者の緑茶離れも深刻です。そこで南九州市川辺町の製茶業者・古市製茶さんの協力を得ながら、知覧茶を若い世代にも手軽に親しんでもらえるにはどうすればよいかをテーマに卒論に取り組むことにしました。

なかでもゼミ生の大園祥摩さんと西羽田裕介さんは、“上質で美味しい知覧茶を新しいスタイルで楽しむ”ことをコンセプトに、お湯で溶かして飲むタブレット型緑茶「Chilump tea(チランプティー)」の開発プロデュース・販売を行いました。商品名は知覧茶と「かたまり」を意味する英語lump(ランプ)を掛け合せたもの。県内には茶葉を固める技術をもった企業がなかったので宮城県の会社に製造委託し、パッケージは同世代の新進のデザイナーに依頼しました。

「溶けやすさや風味など製法の確立に苦労し2年半かけて販売にこぎ着けました。あまり見ない形状だと思うので興味をもって手に取ってもらえたら」と大園さん。商品が完成してさっそく鹿児島市内の複数のイベントに参加して販売活動を行ったところ、2023年9月17日(日)の南日本新聞で紹介され、また同日放送のMBCラジオ番組「てゲてゲハウス」にも出演して宣伝を行いました。

なお、二人は無事卒業しましたが、「Chilump tea」の販売は継続中で、本学内の「ガヤカフェ」で購入できます(一袋価格500円)。