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2024.04.12

音楽

「2023年度 音楽学科卒業演奏会」開催

「2023年度 音楽学科卒業演奏会」が3月15日、谷山サザンホールで開催され、出演した7人の学生が4年間の研鑽の成果を披露しました。23年度の4年生は約3年間をコロナ禍に見舞われ、研鑽や活動に制限のかかった学年でしたが、そんな中でも皆で協力・工夫し合いながら精一杯努力を重ねました。表現すること、希望を失わないこと、理想を目指すことの大切さが身に沁みた学生生活だったことと思います。会場には在学生・卒業生・ご家族・知人など多くの方々が来場し、誠実な演奏表現に大きな拍手を贈っていました。なお、23年度の卒業演奏会からは3年生全員が専門教育科目「演習Ⅰ・Ⅱ」の一環として演奏会スタッフを務めることになりましたが、リーダーの木ノ上夏唯さん(テューバ/新4年)を中心にして適切な運営を行ってくれました。

トップバッターを務めた島中輝士風さん(テノール)はL. v. べートーヴェン《遥かなる恋人に》を独唱。「新型コロナウイルスの影響により、思うような学生生活を送れなかったが、先生方や家族、友人の支えにより、コロナ禍の中でもできることを探し、精一杯取り組むことができた。決して挫けることなく頑張ってきた自分自身を誇りに思うとともに、支えてくださる方々への感謝を忘れず、今後も音楽の勉強に励みたい」と4年間を振り返りました。最終演目でJ. ウィリアムズ《テューバ協奏曲》を演奏した田中友也さん(テューバ)は「企画・運営してくださった後輩や先生方に深く感謝したい。緊張感の中でも集中して楽しく演奏できた。4年生でドイツに行かせて頂けたことは(本学インターナショナル・ミュージック・プロジェクト受講生)、自分にとって一番の思い出である。これからも自分の夢に向かって更に精進していきたい」と抱負を語りました。

演奏会スタッフをまとめながら成功に導いた木ノ上さんは「4年生の晴れ舞台に3年生全員で関わることができてよかった。先輩方のような輝かしい卒業演奏会のステージを迎えられるよう私自身、最終学年も頑張りたい。貴重な経験をさせて頂き感謝している」と話しています。久保禎教授(作曲・理論)は「苦しみや困難の多い大学生活だったろうが、それらを乗り越えてきたことが今後の人生に大きな意味を持ち、指針になると思う。自分の理想を目指して、これからの新たな道を豊かに歩んでほしい」とエールを贈りました。

島中 輝士風(テノール)
福重 乃麻(ソプラノ)
今村 壮志(テューバ)
鈴木 大翔(トランペット)
濵田 祐佳(ユーフォニアム)
春田 智輝(サクソフォーン)
田中 友也(テューバ)
集合写真