看護学部第1回公開講座が伊敷キャンパスで開催されました。ご多忙・休日にもかかわらず15人(内1人オンライン参加)の看護職が参加しました。地域への貢献の実践を掲げる本学において、看護学部として県内の看護職を対象に、看護研究に必須の統計について企画しました。内容は基礎知識の確認と無料オープンソースのRを使った解析実践を実施しました。
【Rとは】統計やデータ解析に特化したプログラミング言語。無料のオープンソース・ソフトウェアで、Rを使えば、データの加工や操作、線形回帰、ランダムフォレストのような機械学習の分析、解析したデータの可視化が可能。 「RStudio」という「R」を使いやすくするためのアプリを使って「R」を操作するため、「R」も「RStudio」もそれぞれインストールする必要がある。
講師は、在宅看護学分野の水迫友和助教が務めました。量的内容の看護研究では統計解析が必要ですが、臨床で統計解析ソフトを準備するのは、施設・個人でも高額な負担になり、研究継続の足かせにもなり得ます。Rを知って、活用できれば、看護職が職場や個人で研究を続ける際の研究環境の改善にもつながります。最終的には鹿児島県下の看護研究の底上げの一助になる事が、今回の公開講座の大きなテーマとなっています。
看護学部では、令和6年度以降も順次公開講座を企画し、伊敷キャンパスが鹿児島県で働く看護職の知と看護実践の共有の場になることを目指していきます。