IUK NEWS

2024.01.29

経済学部

鹿児島県信用保証協会の出張講義 ~中小企業の実態と信用保証制度について学ぶ~

1月19日、経済学科の松本俊哉准教授が担当する「産業経済論Ⅱ」において、鹿児島県信用保証協会の橋本裕美氏が講師を務めました。同協会の出張講義は昨年度に続くもので、信用保証制度の概要のほか中小企業支援の業務などについて詳しくお話いただきました。

鹿児島県は、事業者数や従業員数、付加価値額において中小企業の占める割合が全国平均よりも高く、まさに中小企業が経済の主役の地域です。コロナ禍の影響によって厳しい経営環境にあった中小企業ですが、近年、業績悪化による倒産よりも経営者の高齢化による休廃業が増えています。後継者不足による休廃業は地域経済における経営資源を死蔵させてしまうため、同協会では人材確保や事業継承の支援にも注力されているとのことでした。

学生は、「中小企業の実態がわかった」「難しいが信用保証について知ることができた」「中小企業支援について詳しく学びたい」「中小企業経営者の声も聞いてみたい」「過去の失敗事例なども聞いてみたかった」などの感想を述べました。

授業を担当する松本准教授は、「地域に貢献できる仕事に就きたいと考えている学生は多いが、必ずしも具体的なイメージを持っていない。信用保証協会の仕事は地域貢献そのもの。今回の講義を進路選択の参考にもしてもらいたい」と振り返りました。