東京とヘルシンキを拠点に国内外で精力的な活動を展開し、絶大なる賞賛と評価を得ながら不動の地位を築いてきたピアニスト舘野泉。2002年に脳溢血で倒れ右半身不随となるも「左手のピアニスト」として復活し、多くの共感と希望を与え続けているクラシック音楽界のレジェンド。現在オーディオルームにはCD集「舘野泉EMI recordings complete box」や新刊著『ハイクポホヤの光と風(音楽之友社)』など、CD、楽譜、書籍が展示されています。
久保禎附属図書館長(作曲・理論)は《左手の祈り》《五つの風景画》《二つの民謡(うた)》の委嘱作品を作曲し、舘野泉のレパートリーとして国内はもとより、世界各地で演奏されています。また『ハイクポホヤの光と風』の「第1部 共に歩んだ作曲家」では「躍動と沈黙が響き合う、久保禎作品」の項目を立て、紹介されています。舘野泉のこれまでの歩みを是非、オーディオルームで手に取ってみてください。