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2023.11.28

音楽

「鹿児島サクソフォン・フェスティバル」に学生・卒業生・教員が出演

鹿児島サクソフォン教育研究会主催「第10回記念公演 鹿児島サクソフォン・フェスティバル」が11月7日、川商ホール第2ホール(鹿児島市民文化ホール)で開催され、学生・卒業生・教員が多数出演しました。当日は、公募で集まった中学・高校生によるジュニア・アンサンブルから同会員による重奏、室内オーケストラ作品など多彩な演目が並び、日頃の研鑽の成果が披露されました。また、第10回記念委嘱作品として久保禎教授の作曲によるサクソフォン・オーケストラのための《かごしまの光と海》が幸多優先生(サクソフォン奏者/川薩清修館高等学校校長)の指揮で初演されました。会場には満席の聴衆が集い、真摯な取り組みに対して盛んな拍手が贈られました。

今回初めて参加した山口卓磨さん(管弦打楽器演奏家課程1年)は「サクソフォン・オーケストラの一員として演奏するのは今回が初めてだった。練習や本番を通して多くの刺激を受け、これまでにない経験をすることができた」と振り返ってくれました。また、記念委嘱作品に携わった卒業生の脇理奈子さんは「自由に表現する楽しさを感じた作品だった。奏法や表現の仕方に悩む部分もあったが、鹿児島の情景を自分なりにお客様に伝えることができた。作品で得た感受性をこれからの音楽活動に活かしていきたい」と今後の抱負を話しました。

久保教授は「記念すべき公演に貴重な機会を頂き、とても有難く思う。郷土の自然や風土、芸能を素材としながら、場内を移動・旋回する演奏や前衛的・実験的な特殊奏法も盛り込んで創作した。恐らく初めての経験にしっかりと向き合い、誠実に取り組んでくれた団員の皆さんに心から感謝したい」と初演の喜びを語ってくれました。

<出演の皆さん>

学 生:春田智輝(サクソフォン4年)、橋本嵐(同3年)、山口卓磨(同1年)

卒業生:脇理奈子(サクソフォン)、白澤利佳子(同)、井ノ上綾香(ピアノ)、内原圭乃(打楽器)

教 員:吉澤レイモンド武尊先生(サクソフォン)、上別府宙先生(打楽器)
鹿児島サクソフォン室内合奏団
ジュニア・アンサンブル

コンサートマスターを務めた吉澤レイモンド武尊先生ほかによる八重奏

出演者の皆さん