国際文化学部音楽学科による2023年度学生定期演奏会が10月23日(金)、かごしま県民交流センター県民ホールで開催されました。新型コロナウィルス感染症の5類移行を受けて、独奏(器楽コース管弦打楽器専攻)のほか、2台ピアノ重奏(器楽コースピアノ専攻)、合唱(声楽コース)、映像音源制作発表(作曲コース)など多彩な演目が上演され、来場者の皆様に日ごろの研鑽の成果を披露することができました。この演奏会は、学外での実践的な就業力育成も重要な目的とした取り組みになっています。今年度は西尾まりかさん(打楽器2年)ら16名の学生がスタッフとなって、準備・渉外・運営・進行・撤収・終了までを滞りなく務めました。
学生スタッフリーダーとして主体的に取り組んだ西尾さんは「今回の学生定期は様々なハプニングもあったが、とても素晴らしい演奏会となったのは、先生方や先輩方のご指導があり、スタッフや出演者が協力してくれたから。当日は素敵な演奏が会場に響きわたり、出演者とお客様の笑顔を見ることができた。リーダーを務めることができて本当に良かったと感じ、音楽は素晴らしいものだと改めて思った」と振り返りました。教員担当の馬原裕子准教授(声楽/ソプラノ)は「昨年度も携わらせていただいたが、学生たちが一丸となって良い雰囲気で創り上げていたステージを見て、学生たちの成長を感じることができ、とても嬉しかった。この経験を糧に、次へと引き継いでくれるものと信じている」と学生たちを讃えました。
全ての演目を鑑賞した小林潤司学長は「学生と教職員のみなさんの尽力で立派な会になったことをうれしく思う。演奏技術や表現力に加えて、ステージ上の立ち居振る舞いなども、しっかりしていることに感心した。聴衆を前に演奏することで、学生たちは新たな課題を発見し、さらなる成長につながることと思う」と激励しました。
コンサートホールで映像作品を発表するのは初めての機会で、準備の段階から本番まで先生や事務の方、スタッフの皆さんに様々な調整をしていただいた。制作した映像が大画面で映し出され、音源を届けることができたのは、1人では困難なことであり、沢山の方々に感謝している。
学生生活最後の年の学生定期演奏会に、声楽コース全員で演奏できたことを本当に嬉しく思う。音楽を通して、関わってくださる皆様に感謝の気持ちを伝えることができたと思う。
コロナ禍で思い通りにいかない日々もあったが、今の自分が出せる最大限の音楽を表現できて嬉しく思う。