IUK NEWS

2023.10.11

音楽

「音楽学科 作品試演会」開催

「音楽学科 作品試演会」が10月4日に開催され、作曲コースと演習(作曲ゼミ)受講の学生が前期に創作した作品の紹介が行われました。午後6時の開演でしたが、予想をはるかに上回る多くの学生、卒業生、教職員、外部の方々にお越し頂き、和やかで有意義な演奏会になりました。
ピアノ作品《FANTASY FOREST》を自作自演した桑鶴涼花さん(ユーフォニアム・3年)は「今回、初めて作曲に挑戦した。自分の表現したいことをどのような音楽にするかを考えることは大変だったが、とても楽しく、自分でも納得のいく作品を創ることができた。これからも様々なジャンルの作曲に挑戦したい」と次作への意欲をみせました。また、丸岡優月さん(作曲・3年)はデュオ作品《WIZDOM》と映像音源作品《start one step》の2作品を発表。「アルトサクソフォンとピアノのためのデュオを創ったのは初めて。難しいことも沢山あったが、新しい気付きや学びも多く、たくさんの収穫があった。これからの作曲活動に活かしていきたい」と抱負を語ってくれました。
全作品を視聴した国際文化学部長の飯田伸二教授(フランス文学・教育学)は「メシアンやブーレーズのような現代音楽を想像していたが、心地よい演奏で作品のクオリティも高く感じた。少し手を加えれば、すぐに映画やテレビドラマのBGMや主題歌に使えそうな曲、ライブハウスで演奏できそうな曲ばかりで驚かされた。会場で互いに励ましあったり、演奏を讃えあう姿も大変嬉しい光景だった。失敗や周囲からの批評・批判を恐れずに、学生時代に自分の世界を広げ、さらに掘り下げてくれればと思う」と激励しました。