IUK NEWS

2023.09.27

国際文化学部

小学校で英語俳句特別講義を開催

9月8日・9日に鹿屋市立寿小学校で、クリエイティブな英語学習の一環として英語俳句の特別講義が行われました。

この講義では、言語スキルを向上させるだけでなく、英語と俳句への新しいアプローチを提供するために、マクマレイ国際文化学科教授、ティーチングアシスタントとして鄭遠航さん(国際文化研究科博士前期課程2年)と徳田太輝さん(国際文化学科4年)が現地に行きました。

講義には6学年3クラスの児童が参加。俳句の基本的な概念と、季節や感情に基づいて詠む方法についての学びを通して、子どもたちは創造的な表現力を養い、英語のスキル向上に取り組みました。この日、寿小学校は土曜授業で授業参観があり、保護者にも参観していただきながらの授業でした。1時間目は自己紹介と英語俳句について、そして英語俳句のクイズ「HAIQUIZ」が行われました。2時間目は夏休みに子どもたちが作った日本語の俳句を英語に訳して英語俳句を完成させ、発表をし、クラスの優秀者決定を行いました。

子どもたちは、自然や日常生活からインスパイアされた英語俳句を詠みました。その結果、驚くべき詩が生まれ、クラス内での創造性とコミュニケーションスキルが向上。また、講義後に行われた発表会では、自分の俳句を披露し、自信を持って英語を話す機会を得ました。この講義は言語スキルだけでなく、想像力と表現力を高めるための素晴らしい方法であり、また、子どもたちは英語と俳句に興味を持つきっかけを得たことから、学業全般へのモチベーション向上も見られました。同校校長は「英語俳句の特別講義は子どもたちに新しい文化と表現の世界を紹介し、学習を楽しさと創造性に満ちたものにしました。今後もこのような機会を提供し、子どもたちの成長をサポートしていきます」と述べました。

英語俳句の特別講義は、英語教育の多様性と深化を促進し、子どもたちに言語学習の新たな次元を提供しています。この取り組みは、教育界における創造性と教育の融合の良い例となりました。

国際文化研究科博士前期課程2年 鄭遠航