IUK NEWS

2023.08.03

学生生活

手話サークルが復活!

本学で休部状態にあった「手話サークル」が今春、再始動しました。
今年度入学した島倉杏奈さん(国際文化学科1年・横浜市立ろう特別支援学校出身)はろう者。同級生たちと手話を使って話したいという思いから、休部中だった手話サークルの復活を周囲の友人に呼び掛けました。賛同した学生10人(国際文化学科3人、社会福祉学科3人、経営学科3人、児童学科1人)とともに、「ユートピア」を再開。サークル名「ユートピア(Utopia)」は、「手話を当たり前のように使い、たくさん手話の魅力を広めていきたい」というメンバーの思いが込められています。

現在の活動内容は島倉さんの指導のもとで50音の指文字を覚えながら、簡単な挨拶の手話表現、手話を使ったゲームや会話(雑談)。並行して手話文化、ろう文化に関しても勉強中で、ゆくゆくは手話に関する検定(全国手話検定試験&手話技能検定)の合格を目指しています。

「最初はろう者とコミュニケーションがとれるか不安でしたが、手話は感情表現が豊かなので、もっと手話で話したいという気持ちが増しています」「手話上達のために、(筆談ではなく)指文字の手話で伝わるまで話すように心がけています。そうすることで、ろう者の気持ちがわかるようになりました」「手話の新聞記事や特集が気になるようになりました。他人事だったことが、自分の事のように身近に感じられることが多くなりました」などとサークルメンバーにとっても良い刺激になっているようです。

島倉さんは、7月23日に開催された第1回オープンキャンパスでは、多くの来場者を前に手話で国際文化学科の紹介を行いました。