IUK NEWS

2023.05.22

音楽

「鹿児島経済同友会総会」で音楽学科学生が演奏

音楽学科では「音楽のある日常」の豊かさを伝えるために、新年度より学外からの演奏依頼を積極的に引き受けています。4月25日(火)には、城山ホテル鹿児島のエメラルドホールで開催された「鹿児島経済同友会総会」において、声楽とサクソフォンによる演奏を披露しました。
今回演奏したのは春田智輝さん(管弦打楽器演奏家課程4年・サクソフォン)、橋本嵐さん(同3年・サクソフォン)、和田創太さん(声楽コース3年・バリトン)、馬原裕子准教授(ソプラノ)、中村慈音さん(在鹿ピアニスト)の5人。
まず和田さんが演技力の光る《まちぼうけ》などで日本歌曲の味わい深さを聴かせ、続く春田さんと橋本さんは躍動感のあるジャズナンバー《キャラバンの到着》などでサクソフォンデュオの魅力を伝え、最後は馬原准教授が《宵待草》など情感あふれる日本歌曲をしっとりと歌い上げました。アンコールでは、久保禎教授(作曲)の演習で作曲・編曲も学んでいる橋本さんによるアレンジで《Daydream Believer》を全員で演奏し、会場を大いに盛り上げました。
今回、司会進行も務めた橋本さんは「普段なかなか経験出来ない場での演奏は緊張したが、経済界の皆様に練習の成果を聴いて頂き、大きな拍手を頂けたことをとても嬉しく感じた。また、自作アレンジ作品の初演も叶い、演奏者としてもアレンジャーとしても非常に大きな経験をさせて頂いたと考えている。今後もこのような対外的な演奏活動が増えていく中で、鹿児島国際大学の学生として誇れる演奏ができるよう、精進していきたい」と手応えを語ってくれました。
引率した伊藤綾学科長(音楽学)は「会場には鹿児島の経済界を牽引している方々が大勢参席されていた。塩田県知事や本学園の津曲理事長など錚々たる顔ぶれの前で、伸び伸びと演奏する学生の姿に頼もしさを感じると同時に、聴衆の皆さまには生演奏の素晴らしさと重要性を感じて頂けたのではないかと思う。このような機会を通して、心の豊かさを生み出す音楽の力を、より多くの人に伝えていきたい」と活動の意義を振り返っていました。