作曲コースと演習（作曲ゼミ）の新作を初演

「作曲コース」と「演習（作曲ゼミ）」の学生たちが自ら作曲・編曲した作品を初演する「国際文化学部音楽学科 作品演奏会」が4月22日、8号館ミニコンサートホールで開催されました。クラシックはもちろんのこと、近・現代、ジャズ、ヒーリング、J-POPなど多彩な音楽が並び、学生、教職員、保護者などが熱心に耳を傾け、賞賛や激ましの言葉をかけていました。今回はコンピュータなどIT技術を駆使した打ち込み系の映像音楽作品も3作品披露され、聴衆の興味と関心をひいていました。

コンピュータ作曲ソフトと音声合成ソフトで創作した映像音楽作品『Little Flower』を発表した山口りん花さん（器楽コース4年／ユーフォニアム）は「発表の機会を得られたことはもちろん、自分の想いが音楽を通して表現出来たことが何より嬉しかった。学生生活も残りわずかとなったが、作曲ゼミで学んだことを活かして残りの1年間精一杯頑張りたい」と振り返りました。濵田祐佳さん（同）はジャズ・イディオムによるピアノ作品『素敵な休日』と『挑戦』第1・3楽章の3曲を自作自演で披露。「作曲することが楽しかった。演習を通して創作してきた作品はこれからも大事にしていきたい。今年は第2楽章を完成させ、新しい作品にも挑戦するつもり」と意気込みを話してくれました。

指導に当たった久保禎教授（作曲・音楽理論）は「多種多様な作品が披露され、お互い刺激を受け合ったことと思う。この一年間で培った技術や表現を土台にして、さらに自分の理想を追い求めてほしい」とエールを送りました。

「作曲コース」

川村 美咲（作曲3年）、丸岡 優月（同）

「演習（作曲ゼミ）」

竹下 ひとみ（器楽コース4年／ピアノ）、濵田 祐佳・山口 りん花（同4年／ユーフォニアム）、田中 友也（同4年／テューバ）、春田智輝（同4年／サクソフォン）