IUK NEWS

2020.11.30

図書館

図書館資料展示:五島美術館所蔵『紫式部日記絵巻』複製品展示会

皆さんは、「国宝」と言われて、何を思い浮かべますか?
名前は知らずとも、神社や仏閣やお城、絵巻や焼き物や彫刻、書、歴史資料といったものがあるというのは想像できるかと思います。

でも、実際に国宝を見ようとすると、現地に行かなければならない。そのためには、時間もお金もかかってしまいます。

図書館では現在、国宝の一つである、五島美術館所蔵『紫式部日記絵巻』の複製品を展示しています。
本物ではないけれども、どれくらいの大きさなのか、どういった形のものなのかということを「知る」には十分なものです。

また、この展示の解説は、日本古典文学を学ぶ、本学の学生有志で作られた「古典文学を読む会」のメンバーおよび担当教員が執筆しています。文章と絵でセットになっている絵巻において、どこまで、「絵」を解釈することができるのか。
「古文」が得意ではない人であっても、「絵」を介して国宝を観ることはできます。

「教科書で読んだだけ」「小さな図版で知っているだけ」というレベルではなく、実際の大きさで作られた複製品をもとに、少し知識の幅を広げてみませんか?

なお、解説は、掲示してあるQRコードからダウンロードすることもできます。
ぜひ、足を運んでください。

【場 所】図書館エントランスホール
【期 間】2020(令和2年)12月~2021(令和3)年3月末
 
 ※現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、学外の方の図書館利用はできません。