IUK NEWS

2022.04.28

経済学部

経営学科・中西ゼミのコミュニケーション教育企画「視覚障害者と遊ぼう!」、始まる

経営学科・中西ゼミ(3年生)では、NPO法人光の会のご協力により、全5回にわたり、コミュニケーション教育企画「視覚障害者と遊ぼう!」を実施します。

今年で3年目を迎えた同企画は、将来社会人として活動するうえで必要なコミュニケーション・スキルを、視覚障害者のみなさんと遊ぶことを通して身に着けることを目的としています。

視覚障害は情報障害と称されるとおり、視覚障害者は、目が不自由なばかりに、本来容易に知りうることも知るのに時間がかかったり、間違って理解したりします。そのため、視覚障害者とコミュニケーションを図るには、言葉や五感、空間把握などを的確に用いることが求められます。このコミュニケーション上の特質を活用し、視覚障害者のみなさんと遊ぶことを通してコミュニケーション・スキルを磨こうというのが本イベントの目的です。

4月21日(木)と同28日(木)の演習では、一連のイベントの前段階として、NPO法人光の会の小山義方理事長(本学福祉社会学部出身)のお話を伺ったり、点字や視覚障害者の言語理解等について学んだりしましたが、初めて触れる視覚障害者の世界はとても新鮮であるだけでなく、将来職業人として活動していくうえで役立つことばかり。中西ゼミ生はみんな、講義資料を片手に熱心に取り組んでいました。

本イベントを企画した中西准教授は「コミュニケーションというと言葉の掛け合いのように受け取りがち。でも、コミュニケーションは相手があって初めて成り立つもの。相手の人柄や相手の置かれた立場等を踏まえ、的確に言葉を選び、わかるように伝えることが必要。本イベントを通して、その点を深く理解してほしい」と語っています。

※ 経営学科・中西ゼミのコミュニケーション教育企画「視覚障害者と遊ぼう!」は全5回にわたり実施されます。

 1. 小山義方・NPO法人光の会理事長のお話
 2. 点字学習会
 3. 視覚障害者と一緒にねんど&おりがみ遊び
 4. お散歩支援&お食事支援
 5. サウンドテーブルテニス