IUK NEWS

2022.05.02

経済学部

経営学科・中西ゼミ3年生、視覚障害者と一緒にねんど&おりがみで遊ぶ

5月1日(日)、経営学科・中西ゼミの3年生13名が視覚障害者のみなさんと一緒にねんどやおりがみで遊びました。

これは中西ゼミが毎年3年生を対象に行っているコミュニケーション教育企画「視覚障害者と遊ぼう!」の一環として実施されたもので、視覚障害者と一緒に遊ぶことを通して、コミュニケーションに対する理解を深めることを目的としたものです。

ねんど遊びとおりがみ遊びでは、様々な色の素材が使われるだけでなく、「こねる」「伸ばす」「折る」「つまむ」「裏返す」など、様々な動作を伴い、複雑です。これらの動作を目の不自由な方に説明するのは至難の業です。高度なコミュニケーション・スキルが求められます。

そこで、この取り組みでは、視覚障害者にうまく説明しながら一緒にねんどやおりがみで遊ぶことで、コミュニケーションについて再考し、そのスキルを高めることをねらいます。

取り組みでは、中西ゼミ生はみんな、はじめにしっかりと自己紹介を行い、かつ、色の違いを位置関係で理解できるようにするなど、かなりレベルが高く、ゲストのみなさんから高い評価をいただくことができましたが、それでも、時折、「上」や「下」など、目が見えることが前提となる言葉を使ってしまうなど、完璧とまではいかず、人とコミュニケーションを図ることの難しさを実感したようです。

ゼミ長の鎌田桜雅さんは、「自分ではうまくサポートしているつもりが、振り返りを通して相手にうまく伝えられていないことに気が付いた。先生の説明からこの取り組みが実社会でどのように役立つのかもよくわかったので、今後学んだことを意識しながら人とコミュニケーションを図っていきたい」と語っています。

同企画はNPO法人光の会のご協力により実施されました。今回のゲストは以下の方々です。

○ NPO法人光の会理事長       小山 義方氏
○ 鹿児島県視覚障害者団体連合会会長 田中 勉氏
○ 鹿児島県視覚障害者団体連合会理事 春田 ゆかり氏
※ 盲導犬キャッシー同行