IUK NEWS

2022.12.20

経済学部

経営学科・中西ゼミが2年生対象の新規キャリア教育イベントを開催

 12月12日(月)、経営学科・中西ゼミが、2年生を対象とするキャリア教育「福祉対象者の生活実態・生活観・職業観を知る」を開催しました。

 これは「子ども食堂・地域食堂」のお話を通して福祉対象者の実態を理解したうえで、障害者支援施設で働く障害者に仕事に対する思いをインタビューし、中西ゼミ生に自分自身のキャリア観を相対化してもらうことを目的としています。
 
 今回のインタビューは、中西ゼミ「インクルーシブ時代の商品開発ワークショップ」で連携した「サポートなごみ」の利用者、福留護さんです。インタビュワーの中西孝平准教授からの様々な質問に対して、福留さんは「パンをこねるのが楽しい。今は業務の都合上袋詰めなどの仕事をしているが、こねる方が好きなので、早くそちらを手掛けたい。今後も仲間たちと一緒にパンを作っていきたい」と答えてくださいました。

 学生たちに働く目的を聴くと、お金のためや自己実現という答えが返ってくる場合が多いですが、福留さんが働くのは「楽しいから」であり、「仲間と一緒に働けるから」です。彼の話を聴いた中西ゼミ2年の逆瀬川力輝斗さんは「将来自分の好きなことを仕事にしていくことはなかなか難しいと思うが、仕事選びの際に楽しさを念頭に置くこともありうるのかなと思った」と語っていま
す。

 ※ 本イベントは、社会福祉法人正和会、社会福祉法人ゆうかり、及び谷山で子ども食堂を運営する「チームまる」の西村るり子代表の協力により実施されました。