各自治体では、認知症高齢者等の生活を各地域で支えるための地域包括ケアシステムの構築が進められています。その一環として、社会福祉学科岩崎ゼミでは、12月16日にゼミ生(3・4年生)21名を対象に「認知症サポーター養成講座」を開催しました。
この講座は、鹿児島市健康福祉局長寿あんしん課の協力のもと、昨年に引き続き実施しています。今年度は、現役の看護師であるキャラバン・メイト(専門講師)の方にお越しいただき90分間の講義を聴講しました。講義内容は、認知症の理解、認知症の方の気持ち、認知症の人と接する時の心構え、予防、家族の気持ちの理解などで、教材テキストとDVDを用いながら説明がなされました。
学生からは、「現場の講師の方であったので、認知症の方々への対応がイメージしやすかった」「認知症を正しく理解し、支える地域づくりを目指していくために、私たちにできることは何か、考える機会にもなった」などの感想が寄せられました。
受講後は、認知症サポーターの証となる「認知症サポーターカード」が配布され、21名の「認知症サポーター」が誕生しました。地域で認知症の方やそのご家族に対してできる範囲で手助けする認知症サポーターとして、地域で認知症理解を広げていきたいです。
[文 岩崎ゼミ4年:小倉朋也・寺田優哉・藺田龍玄・田中皓祐・石場郁弥]