IUK NEWS

2022.11.30

経済学部

鹿児島県信用保証協会の出張講義~中小企業の信用保証について学ぶ~

11月25日(金)、経済学科の松本俊哉准教授が担当する「産業経済論Ⅱ」において、鹿児島県信用保証協会の出張講義を実施しました。同協会企画情報課の堂満典子氏を講師に招いて、鹿児島の中小企業の現状、信用保証制度の概要、創業に必要な準備などについてお話いただきました。

同協会では、銀行や信用金庫と比べてあまり知られていない事業内容を多くの学生に知ってもらいたいと希望されています。科目担当者にとっても、地域金融のしくみや創業計画について専門知識をもつ講師に授業内容を補完していただけることはありがたいことです。

同協会は、中小企業等が金融機関から資金借り入れするときや創業するときに公的な保証人となることで資金繰りを円滑化する役割を担っています。鹿児県内企業の99.9%が中小・小規模企業であり、そのうち三分の一以上の企業が資金調達に際して信用保証協会の支援を受けています。将来は地域に貢献できる仕事に就きたいと考えている学生は多くいますが、必ずしも具体的なイメージを持っていません。信用保証協会の業務は地域に貢献する仕事そのもの。今回の講義は進路選択の参考にもなったのではないかと思います。

創業計画作成のシミュレーションが課題として出されました。後日、授業のなかで優秀な創業計画案を表彰し、プレゼンの機会を設ける予定です。