IUK NEWS

2022.11.30

国際文化学部

鹿児島市のグリーンツーリズムを体感  国際文化学科 太田ゼミ

国際文化学科の太田秀春教授のゼミ生22名が、鹿児島市との連携事業の一環で、グリーンツーリズムを体験するフィールドワークを10月16日に鹿児島市の松元地区で行いました。


最初に訪れたのは直木町にある有限会社坂之上製茶。鹿児島県はお茶の生産量が全国トップレベルであり、松元地区のまつもと茶は、島津家へ献上していた歴史と伝統があります。代表取締役の坂之上勝利氏と奥様の和美氏から、会社の歴史や現在の取り組みについてお話を伺い、お茶の香りが広がる工場で、摘み取った茶葉を商品化する工程を見学しました。工場の前には茶畑が広がっており、茶畑を眺めながらスタッフの方が準備してくださったお茶とお茶の葉の天ぷらをいただきました。


その後、春山町にある都市農村交流センター「お茶の里」へ移動し、おいしいお茶の入れ方や、鹿児島の農業を盛り上げることを目的に2019年に結成された「ポタジェファム」の取り組みについて学びました。さらに、新鮮な有機野菜にこだわった「そのやま農園Deli森のかぞく」(鹿児島市名山町)のお弁当も試食し、地域の方々と交流しながら自然豊かな地域でのグリーンツーリズムを体感しました。


坂之上製茶では、2023年にお茶畑の中に店舗を構えて商品販売のほか、ワークショップの開催も検討しているため、今後、大学生の視点で活性化の提言を行う予定です。そのための先行事例研究として同日、薩摩焼の里として知られる日置市東市来町の美山も視察しました。